前回は攻める時代のプロモーションコストの最適化について書きました。
その中でテナント専門店の自力販促の必要性を伝えましたが
ポイントはやはり施設プロモーションに相乗りすることになります。
繁盛店であり続けるために大切なことは、原理・原則に従うことと
時流に適応することです。
原理・原則とは「変えてはいけないこと」
時流適応とは「変えなければいけないこと」
になりますが、
施設プロモーションにおいて
テナント専門店の原理・原則は
施設プロモーションに相乗りすることを第一優先にすることです。
それはお客様にとっても、施設特典、テナント特典の2つが得られるからです。
具体的には、下記の3つに相乗りすることになります。
①年の名物催事に相乗りすること
②月の名物催事に相乗りすること
③週の名物催事に相乗りすること
また、施設プロモーションも独自の販促は
お客様の認知、定着に時間がかかりますから、あらためて既にお客様の期待値がある
歳時記催事を基本にすることになります。
ここまでが原理・原則となりますが
ここからが時流適応になります。
お客様は今話題の店舗、今話題の商品を求めています。
また、それらの情報を求めています。
施設としては、ポップアップで話題の店舗を誘致、
テナント専門店は話題の商品・サービスを店頭で訴求することになります。
(ベストセラーをベストポジションで提案)
プロモーションを成果という実績に変えるには
事前の認知、告知を徹底できるか
つまり、お客様を予約できるかが重要です。
その意味では、準備ができたことを告知するのではなく
この準備の過程をお知らせする、あるいは参加してもらえるような仕掛けと
コミュニティが求められます。
つまり、より多くの人に拡散、共感されるように準備しておくことが必要なのです。
例えば、フォーカスインタビューといった仕掛けや
アンバサダーなど単なるハウスカードの会員やLINEのお友達以上のコミュニティが必要です。
また、このコミュニティはお客様と店舗間、スタッフの垣根を越えているものがベストです。
このコミュニティの声に応える体験型のワークショップが
施設、店舗において独自のプロモーションとなり名物催事化していくことが理想です。
お客様から、ファン、サポーターといった、応援される施設、店舗を目指したいものです。