━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.209 ━ 2009.09.24
船井総研 山本 匡 発行
秘策伝授!!
★ショッピングセンター経営のヒント★
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【MAIN CONTENTS】
「地元の有力店の再発掘」
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こんにちは。
船井総研、山本 匡 でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
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■地元の有力店の再発掘
SC業界の発展は、ナショナルチェーンの発展とともにあったといっても
過言ではないと思います。
いまはナショナルチェーンといえど、
当初は1店舗からスタートしたわけであり、
様々な試行錯誤を経て会社を大きくされてきたわけです。
そして、ナショナルチェーンは中小企業ではできないブレークスルーを
実現しようと企業規模を拡大します。クリティカル・マスの概念に近く、
ある一定以上の規模になってはじめて実現できることを得て、
戦略的優位性を得て経営基盤を強固にしようとするものです。
メーカーなどではこの優位性はやはり大きく、
大企業ならではの強みというのが調達・人材・開発・生産・販売の
いたるところに発揮されています。
小売、飲食においても、このチェーンストアのクリティカル・マスを
生かそうという戦略から、様々な企業が大企業になることを目指しました。
一方で、多店舗化によるデメリットというものもあり、
得られる戦略的優位性とどちらが大きいかが重要になります。
優位性で特に大きいのは調達価格と人材ではないかと思います。
しかしながら、調達力については、よほどの大手がPBでも作らない限り
街の小売店との価格差はそう出てこないというのが実態です。
人材についても、80年代90年代の大手流通や外食業界は
人材の宝庫であったと思いますが、
各社とも大企業化するにつれ安定志向の人が増え、
ベンチャーパワーはどうしても薄れてゆきます。
実態をみるに、今は多店舗化・大企業化のメリットよりもデメリットのほうが
目立つ結果になってしまっているのではと感じられます。
15年前にお手伝いした、ある大都市の案件では、
ナショナルチェーンにはお声がけせず、
地元の有力店を口説いてはお招きしてということを主軸に
テナント構成を組み立てました。
仲介の会社さんにもご苦労をいただきましたが、
我々自身が街を歩いては面白そうな店に片っ端から飛び込んでいきました。
結果としてそれはうまくいったのですが、
少しでも楽をしようとナショナルチェーンに
頼っていたらそうはならなかったといえます。
デベロッパー各社はテナント招致に本当にご苦労されていることと思いますが、
専門店は短期間でどんどん世代交代してゆきます。
いまこそ地元エリアでの情報を洗い直し、
有望な店を再発掘することに努めなければならない時期なのではと思えます。
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