【SC経営のヒント213】:1番店の1人勝ちの時代

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.213 ━ 2009.10.26
 船井総研 丹羽 英之 発行
 秘策伝授!!
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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【MAIN CONTENTS】
「1番店の1人勝ちの時代」 
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こんにちは。
船井総研、丹羽 英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
■第7回「SC経営のヒント」のオフ会 開催■
11月18日18時30分より開催決定!!
ご好評に付き、執筆者、山本・丹羽が話すオフ会を開催します。
今回も以下のような疑問にお答えするような内容となっております。
・最近伸びているSC、停滞しているSC、そのパターン
・SCのプロパティマネジメント これからのあり方
・テナント構成 今後の変化の予測 ほか
講師からの話の後は、質疑応答、情報交換を兼ねた懇親会の時間も設けており
ます。
▼オフ会の詳細はこちら▼
http://www.funaisoken.co.jp/site/seminar/semina_1253239390_1.html
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■1番店の1人勝ちの時代
お客様はモノを買わなくなったのではなく、買うお店、買う商品を
今まで以上に吟味しているだけです。
大切な虎の子をより品揃えが良く、見やすく、買いやすいお店で、
また、より接客の良いお店で買いたいだけなのです。
例えば、私自身これまでなんとなく買い物していて家電のポイントカード
だけでも、ヤマダ、コジマ、ビック、ヨドバシと4枚持っています。
そして、こんなご時世なので1枚に集約しようと思っているぐらいです。
ポイントカードを集約するということは、
一番使い勝手の良いお店を選ぶということです。
これはまさに1番店にお客様が集約されることを意味します。
実際に日々現場を回っていると、地域一番店だけは昨年対比100%をクリアし、
二番店は昨年対比90%、三番店は昨年対比80%と、
店舗間の格差が顕著になってきています。
では、このような時代に選ばれる一番店と二番店以下との差はどこに
あるのでしょうか?
それは大きく、商品と人(サービス)にあるようです。
商品では、売りたい商品ではなく、
売れてる商品をお客様に提案できるかが重要です。
売れてる商品とは、伸び率の高い商品、買上点数の多い商品であり、
これら売れてる商品のフェイスを他の商品に比べ1.3~2.0倍に広げ、
在庫を2倍にする。
また、これら売れてる商品は欠品させず、
売り残すことができるかどうかです。
チェーン店のように商品に差がないのに店舗間の売上に差がでるのは、
この売れてる商品の提案力の差が大きいと言えます。
バックヤード在庫はお客様に見えていないので、
売れてる商品は店頭にフルサイズフルカラーで見せていく。
あるいは商品を一箇所にかためることで店頭在庫を多く見せる。
什器を主通路に対して直角に置くことで、売場に死角をつくらない。
ベストポジションでベストセラー商品を売りこなすなどの原則が
売場で徹底できているお店は選ばれるお店になります。
また、人(サービス)では、同じ商品なら、
ちょっとぐらい高くてもあの店長から買いたいというのが本音でしょう。
先日お付き合い先のSCの店長会で、450店舗あるリトルマーメイドの中で
CSNo1になった店長さんのお話を聞きました。
その店長さん曰く「『当たり前のことをビックリするぐらい当たり前にする』
これを現場で日々実践しているだけです。」と話されていましたが、
お客様は、いついっても品質、サービス、
クリンリネスが徹底しているこのようなお店に安心感を抱くのでしょう。
その結果、このようなお店が選ばれるお店になっていのだと痛感しました。
このような厳しい時こそ、基本を見直し、既存客の来店頻度アップによる年間
買上金額アップに挑戦していきたいものです。
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