━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.233 ━ 2010.04.01
船井総研 コンサルタント 山本匡 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『ファスト化』
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皆様こんにちは。
船井総合研究所の山本匡でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『ファスト化』
SCのテナント構成も、従来型のチェーン専門店一辺倒からリージョナルチェーン
の発掘、古着などのリサイクル導入など、様々な選択肢が増えてきました。
また、物販以外にも医院、司法書士事務所や学習塾、中古車、仏壇仏具など多種
多様な業種が入店する時代になったといえます。
最近の新しい都市型商業ビルを見ますと、やはりファストファッションの導入が
大きな話題になっていると感じます。ただ、ファストファッションを導入すると
その店は集客しますが、その周辺の感度の高い店に波及効果があまりなく、むし
ろ相対的にはお客様が移動してしまうと感じられることもあるでしょう。また、
経済条件的にどうなのか?という意見もあります。
ファスト化の流れはアパレルよりも飲食のほうが先んじていたといえます。そし
ていまやファストフードのないSCはほとんどなく、たとえばマクドナルドなどは
ほとんど必須になっているといっても過言ではない状況といえます。ファミリー
レストランもファスト化しています。人気のあるサイゼリヤ、王将、日高屋など
はファスト食堂といえます。
100円ショップも、安かろう悪かろうはとっくの昔に脱却し、すでにファスト雑貨
店となっています。サービス関係も1000円カットやコンビニフィットネスなど、
次々とファスト化しています。
ファスト化の波は今後確実に押し寄せてきます。
アパレル各社もどんどんそのような業態開発に進むと思われます。
導入を試みるSC側では様々な軋轢が出てくると思われます。時代の流れとSC全体の
バランス、これまでの取引関係、様々な要因を考えた上での決断が必要になる時代
といえます。
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発行人:山本匡(やまもとただし)
編集担当:菊池正寛(きくちまさひろ)
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