SC経営のヒント95:SCリニュアルに向けて vol.5 テナント個々のパワーはどうか

ご挨拶
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おはようございます。
船井総研の山本匡でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。

今回は「SCリニュアルに向けて」の第5弾として
「テナント個々のパワーはどうか」についてお伝えします。

株式会社船井総合研究所
ショッピングセンターチーム
山本 匡

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ショッピングセンター経営のヒント95:

『SCリニュアルに向けて vol.5 テナント個々のパワーはどうか』

●求められる個性ある地元店

昨今のSCではナショナルチェーン頼みから脱却し、
なるべく地元で顧客密着している強い店を数多く入れたいと考える
デベロッパーが増えてきました。

一昔前は、地元店は休日削減と営業時間延長に反対するから、と
避けられる傾向がありましたが、いまやSCは年中無休はあたりまえ、
9時10時営業あたりまえのSCとなり、出店を希望する地元商業者も
それを理解のうえで出店するため、これまでのような地元排除傾向ではなく、むしろ個性ある強い店を求めるという傾向になってきました。

●2店舗目の注意点

いわゆるローカルテナントといわれる店では、2店目3店目の出店と、
5店目以降の出店と、25〜30店目の出店では、
出店企業にとってその意味は大きく異なります。
過去の経験で申し上げますと、2〜3号店の出店はかなり注意が必要です。
これまで1店舗のみで繁盛店を経営しているオーナーが
2店目をのれんわけで出店するような場合、
オーナー自らが新店に入って立ち上げをやるだけの意欲があるかどうか。
息子さんや番頭さんにまかせて立ち上げようなどという場合は
要チェックです。
ある地域で非常に有名な繁盛店舗の2号店を百貨店などが誘致したものの、
開業半年で撤退したという事例は数多くあります。

●30店舗の壁

数店舗支店をつくり、5店舗目以降を作るような場合は、
比較的安定性が高いといえます。
ですが、25店目を超えてきますと、
いわゆる「30店の壁」に近づいてきます。
業種業態を問わず、様々な調査事例から見て、
この30店の壁でつまづく企業が非常に多いのです。

地元店舗やリージョナルチェーンを誘致する場合、
出店企業が何店舗目をつくるのかを認識の上で、
オーナーの実力と人となりを判断する必要があるといえます。
テナント個々の力は、基本的にオーナーの力です。
そしてオーナーの力があれば店長が育ち、
いい店長がいれば強い店になります。
ですので、リージョナルチェーンの誘致に際しては、
やはりオーナーの実力と人格が重要です。
くれぐれもオーナーと会わないで入店を決めないことです。

商売が上手なことはもちろんですが、協調性のないオーナーでは
運営に支障きたすことはあきらかです。
往々にして商売上手なオーナーほど、ひとくせある方が多かったりしますが。

●【次回以降の予定】
SCリニュアルに向けて vol.6 関連業者さんの選定
SCリニュアルに向けて vol.7 スケジュールと体制
SCリニュアルに向けて vol.8 経営体制はこれでいいのか

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「店舗開発読本」を創刊してから早いもので1年近くがたちました。

おかげさまで、皆様から多くの反響を頂戴致しました。
「大変参考になった」「わかりやすく、社員に読むように薦めた」など
多数の感想を頂戴し、とても嬉しく思っております。

そこで、反響にお応えして、この度「店舗開発読本2」を
新たに作成いたしました。

今後、「まちづくり三法」の改正など大きく外部環境が変わる中で、
店舗開発を取巻く状況も日々刻々と変化をしています。

「店舗開発読本2」を通じて皆様の店舗開発のお役に立てれば
幸いでございます。

株式会社船井総合研究所 
ショッピングセンターチーム
山本 匡

社長・役員・店舗開発幹部 必読!!
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船井総研が誇る「店舗開発のスペシャリスト」
ショッピングセンター支援チームリーダー
山本 匡が、これからの変化に対応する店舗開発の
ポイントをお伝えします!

【目次】
1.都市計画法の改正、出店環境はどう変化する
2.聖域をつくる開発担当者の思考
3.悪魔のささやき

■お申込み方法■
1.電話・FAXによるお申込み

Tel:03-6212-2930
Fax:03-6212-2945
株式会社 船井総合研究所 ショッピングセンター支援チーム
野田(ノダ)まで(直通)

2.メールによるお申込み

info-sc@funaisoken.co.jpまで直接メールをご送信下さい。

※件名に「店舗開発読本2プレゼント」と明記し、
お名前、会社名、部署名、会社ご住所、電話番号を記入の上、
ご送信下さい。
同時に、ご相談やご感想などもお寄せいただければと思います。

なお、「店舗開発読本1」もわずかながら残りがあります。
↓詳細はこちらをご覧下さい↓
http://consulting.funai-sc.com/?eid=325097

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 * 経営コンサルタント
 * 発行人:株式会社船井総合研究所 山本 匡
 * ホームページ:http://funai-sc.com/
 * E-MAIL:< info-sc@funaisoken.co.jp >

劇場が呼ぶ!700万人団塊世代

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こんにちは。船井総研の丹羽です。
いつもご愛読いただき有難うございます。

今回のメルマガは来年に開催を予定している集客・プロ
モーション事例視察ツアーのモデルとなる
アメリカ・ブランソンのご紹介をさせていただきます。

ショッピングセンター、商店街ばかりでなく、レジャー
・アミューズメント業界の方まで広く参考にしていただ
きたい内容となっています。

今回は特別号としてツアーのメイン講師を務める「栃尾」
より皆様にお伝えさせていただきます。

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■グランドキャニオンを抜いたのはたった人口6千人の街だった

全ては、ある自治体さんでブランソンのお話をしている時
に始まりました。

「イイねー!!杤尾さん、それ見にいこうよ!!!」

ブランソンは、人口は6000人。お世辞にも恵まれた地
域とはいえません。最も近い大都市はスプリングフィール
ドという人口15万程度の街。その街の国内専用の空港か
らさらに1時間半かけてようやく到着するのがブランソン
なのです。しかし、この街は見事に劇場によって一点突破
をなし遂げています。

そのすごさは、6000人の街に劇場49、座席総数5万
6千という全米No.1の数字を見ればわかるでしょう。
しかし彼らがよりスゴイのは、さらに選択と集中をかけて
切れ味をあげていることです。

■アメリカの団塊の世代をターゲットとした戦略

そう、彼らのもう一つの選択と集中とはターゲットです。
商工会のデータでは、観光客の平均年齢は57歳。年収は
5万5000ドル。まさに古き良きアメリカを知る人々が
ここに集まっているのです。

確かに行ってみるとその実態はより身近なものとなります。
49の劇場は数的にも多いのですが、そのほとんど全てが
ジャンルこそ異なるものの、ほぼ古き良き60年代を彷彿
とさせる内容になっているのです。

その様子は、一言では語りつくせませんが、この町に観光
地にありがちな、カジノや酒屋が一軒もないことも、一つ
の古き良きアメリカ60年代の象徴ともいえるでしょう。

彼ら団塊の世代は、500km以上の道のりを時間と手間
をかけて走破し、ここブランソンでゆったりとした休暇を
すごすのです。その様子はまさに日本にはない消費のスタ
イルです。

■新しいエンターテイメントビジネスのヒントがそこにはある

近頃、様々な地域にお話しをしていて、皆様が最も目を輝
かせるのがやはりこのブランソンのお話。人間を成長させ
るのは、旅と人と本である、とは船井幸雄の言葉ですが、
この三つの共通点は新しい価値観との出会いに他なりませ
ん。

是非、みなさまも積極的に外へ出て、どんどん新しい世界
の新しい価値観に触れ、それを交換する機会を持って下さ
い。

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『米国最先端エンターテイメントに学ぶ
  集客・プロモーション 視察ツアー 開催予定!』

    〜劇場が呼ぶ!700万人団塊世代〜

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■米国最先端エンターテイメントノウハウ視察ツアー 概要

・視察地
アメリカ・ラスベガス、ブランソンを予定

・同行講師
株式会社船井総合研究所 丹羽英之 栃尾圭亮

■注目ポイント
・グランドキャニオンを抜いたのはたった人口6千人の街だった
・懐かしむココロをとらえる、米団塊世代囲い込み手法
・年間観光客700万人を集める、米劇場ビジネスの舞台裏

■お問い合わせ
 03-6212-2934
 info@machiokoshi.net
 担当:栃尾