前回、店長が成果が出やすい環境を
デベロッパーとチェーン本部の双方でつくることが重要だとお伝えしました。
前回はデベロッパーの役割について書きましたが
今回はチェーン本部の役割についてお伝えさせていただきます。
というのも、どんな時代にあっても、
多店舗を展開するチェーン本部の役割は、
売れる(儲かる)環境をつくることであり
店長が変わったとしても、本部の仕組みとしてこれを機能させることが大切だからです。
時代にあわせて、本部の仕組みとして機能させるには2つのポイントがあります。
①デジタル技術の活用(AIカメラ)
②業務プロセス改善(高速PDCA)
ネット同様に、リアル店舗においても
顧客の購買行動をリアルタイムにデータで把握することが鍵になりますし、
それを検証し、高速でPDCAでまわすことが重要です。
例えば、多店舗チェーンにおいてのリアルタイムでのデータ活用では
AIカメラの導入が、最も費用対効果が高いのではないでしょうか?
というのも、SV機能を代替えしながら、POSではとれない
各店の購買前のリアルなデータがとれるからです。
①巡回の手間がはぶける
②遠隔で指示が出せる
③入店率、買上率、試着率データがとれる
また、このデータを活用しながら
PDCAはウィクリーでまわしていくことがポイントになります。
具体的には、下記のようになります。
①月曜に本部で、数字の検証
②火曜に本部が、各店の展開指示書を作成
③水曜、木曜に各店が、展開指示書に沿って店舗を改善
④金土日は各店は売りに集中
③の店舗改善が各店で実施できているかをAIカメラで確認できますし
リアルタイムで指示を出すことも可能になります。
AIカメラは業務のプロセス改善をはじめるきっかけですが、
たんに一つのツールでしかありません。
ぜひ、AIカメラに限らず、最適なデジタルソリューションを活用し
ビジネスモデルを変革するとともに
組織、風土をも改革し、競争優位性を確立していきたいものです。