━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.331 ━ 2012.10.26
船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『Main Contents:顧客調査からSCを変えるポイント』
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『顧客調査からSCを変えるポイント』
最近、商業施設から顧客調査の依頼を多く頂きます。
その調査では、これまでの調査項目にない下記の2点について
追加して頂いています。
1つ目は、顧客属性の中で、未婚か既婚かという点です。
同じ性別年代であても、既婚か未婚かでは可処分所得と購買行動が
決定的に違うからです。
2つ目は、何人で来店しているかという点です。
一人なのか、カップルなのか、グループなのか、ファミリーなのか
という点です。
一人来店のお客様の多い施設は、滞在時間が短く、買上単価が低い
傾向にあります。
そして、一人客の来店動機は商品(モノ)で、そのため最大のライバルが
ネットになってしまいます。
一方、カップル、グループ、ファミリーが多い施設の滞在時間は
長く、買いまわりの店数も多い傾向にあります。
それは、カップル、グループ、ファミリーの来店動機が共有する時間
(コト)にあるからです。
これらを踏まえて、駅ビル、ファッションビルでは可処分所得の高い
カップル、グループ集客を狙い、郊外型SCではファミリー集客を図る
販促施策に切り替えてもらっています。
また、各ショップ・テナントの商品MD、サービスも狙うべきターゲット
により、変化が必要です。
例えば、カップルを狙う場合はユニセックスな展開を、ファミリーを狙う
場合はキッズが喜ぶ商品・サービスを訴求するなどです。
そして、ネットではできない、商品をリアルに体験・体感できる教室など
が鍵となります。
この教室の定期開催により、次のグループ(仲間)づくりができるからです。
ぜひ、館全体だけでなく、各ショップ、テナントも、時間消費型(体験型)
に変わるようチャレンジしていただきたいものです。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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発行人:丹羽 英之(にわひでゆき)
発行責任者:山本 匡(やまもとただし)
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