━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.370 ━ 2014.02.20
船井総研 コンサルタント 山本 真輝 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『Main Contents:東海地方の宿泊施設』
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『東海地方の宿泊施設』
しばらく新規開発案件が低迷していたホテル業界ですが、都内・東
北を中心に新規開発が活性化しています。
そんななか、今後も勝ち残れるホテルを目指して、各チェーンとも
新たなホテルのモデルを模索しているようです。
今回の記事では、決して新しくはないですが、ホテルの挑戦的な取
り組みの参考・ヒントになる施設をご紹介できればと思います。
・ドーミーインEXPRESS三河安城
2009年9月開業の宿泊主体型ホテルです。
皆様のご存知のとおり、ドーミーインはすでに国内に約50箇所ある
大手チェーンホテルの1つですが、同社の公式サイトにも
「ドーミーインの仕様は施設毎・オープン時期により異なります。」
と記載のあるとおり、チェーンホテルに珍しくホテルごとに仕様が
異なっており、時に同社のチャンレンジの足跡を垣間見ることがで
きる興味深いチェーンホテルです。
特に~EXPRESSは約50箇所中、たった3施設(三河安城・郡山・松江)
しかなく、中には開業までの経緯が特殊なものもあり、特にチャレ
ンジ色が色濃く出ています。
そのなか今回は「三河安城」を取り上げさせていただきます。
まずは簡単にホテルの概要ですが、三河安城駅は、新幹線「こだま」
の停車駅で、東京から向かって名古屋の1つ手前の駅です。
ホテルは駅から徒歩1分の立地で、客室数は130室と、一般的な規
模の部類です。
2009年に新築開業しており、比較的新しい施設が多い三河安城駅
周辺のホテルのなかでも一番新しいホテルです。
(地場系のABホテルが1999年・2005年・2007年、東横インが2006年
のそれぞれオープンです。)
さてこのホテルのチャレンジですが、まず基本的にアメニティが一
切ありません。
これは客室にバジェットホテルにありがちなフロントから宿泊客が
必要なものを持っていくスタイルという意味ではなく、フロントも
含め、一切ないのです。基本的には宿泊客はアメニティを持参し、
館内の自動販売機か、近隣のコンビニでの購入となります。
そして、もう1つのチャレンジは、「お休み処」として漫画本の設
置をしています。今でこそ、決して珍しくないコーナーの1つです
が、今から4年前に、かつチェーン系ではかなりチャレンジだった
と考えられます。
かつ未だに公式サイトには当該コーナーに関する一切の情報が掲載
されていないことも興味をひくポイントかもしれません。
他の~EXPRESSもそれぞれ特徴がありますので、もし機会があれば
宿泊してみてはいかがでしょうか。
歴史をもつホテルほど、いつの間にか決まりごとや定番が増えてい
くものです。
決めた当時は、もちろん意味やその必要性もありましたが、時間
の経過により、それが風化することもあります。
場合によっては、決めた当時のスタッフがいないため、今となっ
ては誰も分からないということあるようです。
ぜひ定番や決まりごとを見つけて、新たなモデルに挑戦してみる
ことをお勧めします。
コンサルタントとして新たなモデルを模索しつつも、ホテルユー
ザーの1人としても、新たなモデルの誕生を楽しみにしています。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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発行人:山本 真輝(やまもと まさき)
発行責任者:山本 匡(やまもとただし)
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