【SC経営のヒント207】:本当の価値は体験しなければ伝えられない

【SC経営のヒント207】:本当の価値は体験しなければ伝えられない
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.207 ━ 2009.09.11
 船井総研 山本 匡 発行
 秘策伝授!!
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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【MAIN CONTENTS】
「本当の価値は体験しなければ伝えられない」 
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こんにちは。
船井総研、丹羽 英之 でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
■第6回「SC経営のヒント」のオフ会 開催■
9月16日18時30分より開催決定!!
ご好評に付き、執筆者、山本・丹羽が話すオフ会を開催します。
今回も以下のような疑問にお答えするような内容となっております。
・これから成功するSCを見極める着眼点
・ローコストで実行可能な効果的販促の具体例
・今後のMD政策について
講師からの話の後は、質疑応答、情報交換を兼ねた懇親会の時間も設けており
ます。
▼オフ会の詳細はこちら▼
http://www.funaisoken.co.jp/site/seminar/semina_1248659081_0.html
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■本当の価値は体験しなければ伝えられない
皆さんは「読書のすすめ」という本屋さんをご存知でしょうか?
店主が読んで気に入った本しか置かないという東京江戸川区にある本屋さんです。
店主の清水さんは本のソムリエとも呼ばれ、お客様の要望を聞いて店主のおすすめ
の本を紹介しています。本が好きで脱サラで本屋をはじめましたが、大手書店のように
新刊、話題の本が入らず経営はジリ貧に。結局、原点に返って自分の好きな本、
読んでもらたい本に対する熱いメッセージをPOP、接客で伝えていくという
現在のスタイルになったそうです。
店主に薦められた本を読んで人生が変わったというお客も多く、それがやがて
口コミとなりわざわざ電車を乗り継いで清水さんの本屋さんに足を運ぶそうです。
また「油屋」という酒屋さんをご存知でしょうか?
東京、用賀にある酒屋さんなのですが、店頭に酒が一本も置いていないのです。
このお店もまたお客様の要望を聞き、それにあったお酒をいくつか店主が選んで
提案するというのです。
お客から用途、好み、価格など一通り話しを聞いた後に、裏の蔵までいって
いくつかのおすすめの酒をお猪口に入れてもってくるのです。
1つ1つそのお酒を選んだ理由を伝え、お客様に試飲してもらうのです。
気に入ったものが見つかるまで、これを根気よく繰り返しやってくれるのです。
最近、業績が厳しいSCにお伺いするとテナントの店長やオーナーさんから
うちの業界は構造不況業種で先が見えないという言葉をよく聞きます。
今の日本の流通小売業は大なり小なり構造不況業種であって、その中から活路
を見出していかなければなりません。
上記の2つの事例にあるように、同じ商品でもその商品の対する思い
(本気度)でお客様が感じる価値は全く変わります。
売り手が全ての商品を食べてみる。飲んでみる。着てみる。履いてみる。使ってみる。
その中から、本当に納得したものだけをお客様に提案する。
それが本当の専門店であり、小売業における接客の原点ではないのでしょうか?
モノからコトの時代に、「どう売るのか」の前に、「どう商品と向き合うのか」
という売り手の姿勢が問われているのではないでしょうか?
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頂戴しましたので、 この度、新たに「店舗開発読本 3」を作成いたしました。
※特に社長・役員・店舗開発担当者様より大反響を頂いております。
もちろんの事ながら、船井総研が誇る「店舗開発のスペシャリスト」、ショッ
ピングセンター支援チームリーダー山本 匡 執筆です。
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info-sc@funaisoken.co.jpまで直接メールをご送信下さい。
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(1)お名前、(2)会社名、(3)部署名、(4)送付先、(5)電話番号
を記入のうえ、ご送信下さい。
送信頂く際にご相談などがありましたらお聞かせ頂ければと思います。
またアンケートを同封いたしますのでFAXにてご返信いただけましたら幸いです。
ご協力お願いいたします。
※申し訳ありませんが今回は申し込み先着順で20名の方とさせていただきます。