【SC経営のヒント218】:ハード、ソフト、そしてマインドの時代

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.218 ━ 2009.11.26
 船井総研 山本 匡 発行
 秘策伝授!!
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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【MAIN CONTENTS】
「ハード、ソフト、そしてマインドの時代」 
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こんにちは。
船井総研、山本 匡でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
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■ハード、ソフト、そしてマインドの時代
SCなどの店舗開発は、永らくハード一辺倒の発想でつくられてきたと思います。
地域で最も良い場所に、可能な限り大きい館をつくる、それだけで成功する、
そういう時代が続いてきました。
その時代においてはそれは正しいことでしたが、
時代はどんどん変容して来ています。
今現在は巨大なSCがテナントが埋まりきらず苦労しています。
ハード一辺倒のかたわらで、ソフトも進化してきました。
どのような考え、顔ぶれのテナント構成にするか。
ナショナルチェーンを中心に、レベルの高い店舗をずらりと揃えることで、
従来の地元店主体のSCよりも魅力のある集積をつくろうというのが、
ここ10年くらいのSC業界のメインストリームでした。
しかしそれも、SCの過剰開発から今後は同様の発想でつくることは
困難になっています。
どこのSCも同じようなものになってしまい、
イベントやセールも似たり寄ったりというのが現実です。
目をつぶって案内されたら、どこに来ているか分からない・・・という状況で
店の個性が表現できているとはいえません。
全国で開発がストップしている事例は多々うまれ、
今後リニュアルすら困難になるSCも多数生まれてくるという
厳しい現実があります。
しかし、商業集積の開発がなくなるということはありません。
形を変え考え方を変えての新しいアプローチが生まれてきます。
その一つとして大事なのはマインドを重視した発想ではないでしょうか。
たとえば東北北海道で開業している屋台村は、
開業者のための支援だから一定期間経過したら出てゆくこと、
というルールになっています。
開業からテイクオフする、
という明確なマインドをもった人たちの集まりになっています。
地元に根ざして個性ある商売を営んでおり、
面白いコンテンツをもっているショップオーナーは探せば数多いのですが、
そういった人たちが連携して集積をつくるという取り組みはなされていないです。
センスよくナショナルチェーンとは違った個性を表現したい、
といっても1店舗だけではなかなか実現しきれない世界観を、
集積化することで表現するという考え方が今後増えてゆくと思います。
もちろんマインドさえあればそれでよしではありませんが、
ハード・ソフトの面ではすでに様々な事例の蓄積があり、研究が可能です。
しかしマインドは人真似ではできません。
誰かが中核となって周囲を巻き込んでゆくことで達成されます。
別に個性的なSCでなくとも、
地元の商業者が主体となって地域のお客さんに喜んでもらうというマインド、
たとえばセール一つ福袋一つでもお客さんをがっかりさせないような
いいものを選んでゆこうというマインド、
そういったマインドの蓄積がそのSCの個性を形作ることになります。
これまでのハード(建物)、ソフト(ビジネスモデル)から
一歩進んだマインドの時代に入ってきていることが実感されます。
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