【SC経営のヒント444】『「現場」だけに問題があるわけではない』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.444━ 2016.4.5
 船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
 週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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 ☆今週のコンテンツ☆
【1】メルマガ 『「現場」だけに問題があるわけではない』
【2】セミナー 『第42回商業施設経営のための勉強会』
http://sc.funaisoken.co.jp/201506/05132648.html
【3】セミナー 『アメリカ・シアトル&ポートランド視察』
http://www.funaisoken.co.jp/seminar/004627.html
【4】新刊紹介 『売れる店長の全技術 丹羽英之著』
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761271374
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 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『「現場」だけに問題があるわけではない』
あるNSCを臨店していて気づいたことがあります。そのモールはオープンモールになっており、核店舗のスーパーマーケットからもう一方の核の家電量販店までがオープンモールになっており、その間に専門店が8店舗ほど並んでいます。多くはナショナルチェーンなのですが、サッシュ前の通りが少々殺風景なので、全店で時間や曜日を決めて店頭演出をやろうとのことになりました。
それで店前にイーゼルやワゴン、ハンガーなどが並んだ状態になっていたのですが、これが全店でレベル差が大きいことに驚きました。
・ガラスサッシュに貼り付けるPOPが、あるお店は高さをそろえて等間隔できれいに貼られており、あるお店は位置も高さもばらばらで見苦しい。
・あるお店はガラスを通して店内の様子がきれいに見えるようにレイアウトされており、一方であるお店はガラス面を壁面のように扱って什器の裏側が店前に見えてみっともない。
・あるお店は衣料品店なのに、店頭ワゴンに玩具と靴しか並べていない。
・あるお店は安さを売りにしている店なのに、店頭ディスプレイを見てもプライスカードがついていない。
好調の店舗はこういった基礎的な取り組みがきちんとできており、一方で不振店ほど店頭も乱雑で「なんでこんな商品を一番前に?」というような陳列になっていました。ほかにもいろんなことがあり、SCの管理者に次のテナント会で話題にしていただくよう依頼しましたが、かようにナショナルチェーンであっても「基本」が現場に伝わっていない例というのは多いものです。
しかし、店頭をじっくり見るにつけ、これらナショナルチェーンが基本を「知らない」のかというと、もしかしたらエリアマネージャークラスも「知らない」あるいは「きちんと理解していない」のじゃないか、と思えます。なにごとも「現場の教育レベル」と結論づけるケースが多いですが、実際には現場をケアする立場であるエリアマネージャーの教育が行き届いていないのではないか?と感じざるを得ません。
多くのSCでは店長を教育する機会を設けて、研修などを積極的に実施している館が増えたのですが、一方で店を統括するエリアマネージャーこそ教育機会が必要ではないか、と感じることが多いです。
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 第42回商業施設経営のための勉強会
(株)船井総合研究所 東京本社にて開催!!
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日時: 2016年5月18日(水) 18:30~21:00
場所:(株)船井総合研究所 東京本社
【1】講師からのお話 18:30~19:30
●成功する地元SC、失敗する地元SC、そのポイント
●話題の商業施設、テナントの評価、分析
●直近のテナント業績アップ事例
【2】質疑応答 19:30~20:00
【3】懇親会 20:00~21:00
→申し込みはコチラ
http://sc.funaisoken.co.jp/201506/05132648.html

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 アメリカ・シアトル&ポートランド視察のご案内
 限定20名様!申込締切日4月25日(水)まで!
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日時: 2016年6月6日(月)~6月12日(火)7日間
今回のツアーは、「アメリカ流通業の歴史とその変遷」を、(株)船井総合研究所の上席コンサルタント山本匡が街づくりの観点からも解説。現地ポートランダーのコーディネイトで現地企業、店舗を訪問、その思想(DNA)を体感していただくワクワク、ドキドキの7日間のツアーになっています。
●ポートランド:ローカルファーストを掲げる専門店とユニークな都市開発、街づくりを視察、体験
●シアトル:サードプレイスを掲げ世界展開する専門店と大手流通チェーンを視察、体験
→詳しくはコチラ
http://www.funaisoken.co.jp/seminar/004627.html
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 新刊紹介 「売れる店長の全技術」
 著者:丹羽英之  出版社: かんき出版
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稼げる店長は、毎日がんばらない!」
本書は、23年間で1万店舗の店長を支援してきた店舗経営のプロフェッショナルが、「成果を出せる店長・出せない店長」の違いについて、解説したものです。
「売れる店長」には共通したキーワードがあり、誰でも簡単に真似できるコツがあります。
本書を読んで真似するだけで、楽に売上をつくるための頑張りどころが分かったり、やりがいを持って仕事に取り組めるようになったり、スタッフの力を上手に借りられるようになり、本部やディベロッパーと上手く付き合えるようになります。
毎日がんばる必要はありません。売上は、売れる週と売れる曜日、売れる時間帯だけ、やり切ることさえできれば、必ずつくれます。
→詳しくはコチラ
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761271374
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★最新動画 「ナショナルチェーンでも差別化できる」
http://www.funaisoken.co.jp/movie/temp/movie_show.html?movieId=83&movieMode=sample
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ご意見・ご感想お問い合わせなどは⇒ info-sc@funaisoken.co.jp
発行人:山本 匡(やまもと ただし)
発行責任者:山本 匡(やまもと ただし)
発行所:株式会社船井総合研究所 M&Aコンサルティング事業部
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【SC経営のヒント437】『なぜ専門店チェーンは30店舗の壁を越えられないのか?』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.437━ 2016.2.23
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
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【1】メルマガ 『なぜ、専門店チェーンは30店舗の壁を越えられないのか?』
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『なぜ、専門店チェーンは30店舗の壁を越えられないのか?』
最近、急成長している専門店チェーンとお付き合いしはじめ、あらためて、店舗の出店スピードに店長(の量産)が追い付かない30店舗の壁を感じます。これら急成長している企業は、出店(立地、規模、ブランド)戦略に優れているので、出店すればそれなりに売上を上げることができます。というのも、30店舗までの出店は、出店開発担当者を置かずに、トップ自らが出店を決めているケースが多く、一番重要な出店に関してミスリードすることが少ないからです。
しかし、現場ではトップセールスマンがプレイングマネージャー(店長)として機能していて、店長の評価も売上のため、どうしてもマネジメント(育成)よりもマーケティング(売上)を優先してしまう傾向にあります。出店オファーがあるのに店長が育っていないので店舗を出せない、無理して店長にしたお店は売上がとれないという状態になっています。
そのような状況下で、新卒採用を強化し、店長まで最短1~2年のキャリアプランを組んでいるところが多いのですが、古参の社員、パートが多く、店舗の受入れ体制ができていないのに、送り込むため、新卒採用の離職率が高いという悪循環になっています。また、競合などの外部要因で客数が下がった場合に、既存店舗の売上をアップできる店長が少ないのが実際です。
これらの企業への提案、支援は下記になります。
○店舗
・若い店長のマーケティング力アップ
・既存店舗の受入れ体制の整備
○本部
・SV体制の見直し
・会社としての評価基準の見直し
・出店基準の整備(スクラップ&ビルド)
上記内容は、30店舗を超え複数店舗を持つ専門店チェーンにも共通の課題でもありますが、企業として伸びているときに着手していく必要性を強く感じます。
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 第41回商業施設経営のための勉強会
(株)船井総合研究所 東京本社にて開催!!
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日時: 2016年3月14日(月) 18:30~21:00
場所:(株)船井総合研究所 東京本社
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●成功するモール、失敗するモール、そのポイント
●話題の商業施設、テナントの評価、分析
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 新刊紹介 「売れる店長の全技術」
 著者:丹羽英之  出版社: かんき出版
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稼げる店長は、毎日がんばらない!」
本書は、23年間で1万店舗の店長を支援してきた店舗経営のプロフェッショナルが、「成果を出せる店長・出せない店長」の違いについて、解説したものです。
「売れる店長」には共通したキーワードがあり、誰でも簡単に真似できるコツがあります。
本書を読んで真似するだけで、楽に売上をつくるための頑張りどころが分かったり、やりがいを持って仕事に取り組めるようになったり、スタッフの力を上手に借りられるようになり、本部やディベロッパーと上手く付き合えるようになります。
毎日がんばる必要はありません。売上は、売れる週と売れる曜日、売れる時間帯だけ、やり切ることさえできれば、必ずつくれます。
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【SC経営のヒント436】:『昨今のインバウンド対応に思うこと』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.436━ 2016.2.10
 船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
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【1】メルマガ 『昨今のインバウンド対応に思うこと』
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『昨今のインバウンド対応に思うこと』
現在、国内の主要大都市圏の消費牽引はインバウンド消費によるものといっても過言ではないと思えます。円安影響でのアパレル不振、賃金は上がらず実体経済の消費能力は向上していない現実をみると、特に大都市では国内客層の商圏は縮小し購買力は下がる一方で、インバウンド来訪による底上げがないとなかなか厳しいのではと思えます。
北海道の観光施設はもとより、札幌などの大都市でも中心街はインバウンド対応店舗がどんどん出店しています。銀座の中央通りは平日は外国人しか見かけず、秋葉原も新宿も相当数増加しています。京都・大阪・福岡も同様で、先日金沢に行きましたが、こちらでも目に見えて増加しています。
進んだレストランチェーンではタッチパネルで注文する際に各国語が選べたりします。ここまでやれたら凄いとは思いますが、なかなかコストなどの関係でそこまでできない店舗が大多数です。
店舗の対応でも、現地語で話すなどといった高度なレベルまでゆかずとも、
 英語のメニューや英語の案内、英語での外看板表示
 指差し会話(文例を表示して、どれですか?と尋ねる程度)
 筆談できるようにメモとボールペンの準備
などの、ほんのちょっとした気遣いがあるとないとでは大違いです。
また、お国柄によっては「人気NO.1」とPOPをつけるだけで、購買意思決定までの時間が短縮されるものも多数です。以前にも書きましたが、日本人が海外旅行にでかけて、日本語で呼び込みされたり日本語メニューが出てくる店では身構えてしまいます。直感的に「ぼったくり」の危険性を感じるからです。
日本ではあまりそういう心配はない、というのは誤解で、外国人向けにぼったくり商法をしている店は知りえる限り多数あります。もっとも、日本人側ではなく現地人ガイドがぼったくっているケースもありますが。
どうせ旅行の一見客だからという対応をしている店は、いまだけよくても、すぐに衰退してしまいます。この先もインバウンド消費がなくなっては国内の大都市商業は成り立たなくなると考えるべきで、長期にわたって信頼され安心して利用していただける店づくりを目指すべきといえます。
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 第41回商業施設経営のための勉強会
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 新刊紹介 「売れる店長の全技術」
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【SC経営のヒント434】:『成熟化時代のテナントコミュニケーション その3』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.434━ 2016.1.21
 船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
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『成熟化時代のテナントコミュニケーション その3』
SCマネージャーと店長のコミュニケーションが深まったら、次のステップはテナントの店長どうしのコミュニケーションを取り持つことといえます。SCと百貨店の大きな違いは、テナントスタッフが館内の他の売場を知らないか知っているかの違いです。
百貨店であれば、どこの売場で訪ねても案内してくれますが、SCだと「知りません」ということになりやすいです。テナント店長やスタッフ同士はそれなりに顔と名前くらいは知っていても、お互い「競合店どうし」という意識になりやすく、知っているだけでそれ以上に踏み込んだ情報交換はできていないことがほとんどです。
小さなSCであれば店長同士話し合って共同企画は実現しやすいのですが、大きなSCだと話し合うチャンス自体がなかなかつくりにくいものです。閉店後に業績を交換し合っているショップどうしというのもありますが、閉店作業とあわせてになるため、十分なコミュニケーション時間もとれていません。
こういう場合、SC側が場を設けて、関連購買の多いグループどうしで共同企画を練る場をつくると、話が一歩前に進みます。それぞれのショップ店長は、同じSC内で自店と購買関連性の高い他店を知ってはいますが、「A店で何を買ったうえで、自店で買い物をしてくださっているか」については把握できていないというケースが大多数です。
同じSCの館内で、テナント店長同士がコミュニケーションをとることで、お客様がどこの店をどういう使い方をしたうえで自店の何を評価してくださっているのか、これについて把握が深まることで、ならばどのようなコラボレーションができるか、どういう仕掛けが共同で可能になるか、そういった「打ち手」の議論にまで深まることが大切なポイントです。
もっとも、このレベルまでテナント店長同士のコミュニケーションを取り持っている例は、まだ少数といえるでしょう。しかし会社組織と同様、SCの店長同士も同じ船に乗るものどうしです。コミュニケーションレベルを高めることがSC組織全体の活性化につながることは間違いないです。ぜひ一歩踏み込んだSCマネジメントに挑戦してみてください。
なお、弊社のおこなうSC店長研修では、SCのレベル別に段階的にコミュニケーションレベルを高め、具体的に業績向上に直結する方法を伝授することで、「業績を高めるための研修」を実施しています。すでに大手デベロッパー様含め多数のSC様にお喜びいただいております。受講満足度NO.1の丹羽の研修を、ぜひ一度お試しになられてみてください。
https://sc.funaisoken.co.jp/201510/26161021.html
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 第40回商業施設経営のための勉強会
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日時: 2016年1月26日(火) 18:30~21:00
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【SC経営のヒント432】:『成熟化時代のテナントコミュニケーション その2』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.432━ 2015.12.24
 船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
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『成熟化時代のテナントコミュニケーション その2』
SCマネージャーとテナント店長とのコミュニケーションにおいては、「マネージャーは店長のビジネスパートナーになる」ということを前回お伝えいたしました。マネージャーと店長間であまりコミュニケーションのないSCがあるというより、マネージャーごとに得意な店長・不得意な店長がいるというのが実際だと思いますが、気が合う・合わないから一歩踏み出して、業務の結果を双方の目標としてコミュニケーションが取れるようになることが、ひとまずの目標になるかと思います。
さらに次のステップとしては、担当店長に対して「同業他社情報」「他のSCの情報」「異業種での成功事例」を情報提供できるようになることではないでしょうか。それに取り組む場合は、成功例をルール化する前に、成功例をたくさん集めることが重要になってきます。
「どうすれば成功例をたくさん集められるか」ですが、これはひとえに「成功例に興味を持つこと」に尽きるといえます。情報というものは興味を持てば集まるもので、情報が少ないということはすなわち興味を持っていないということに等しいといえます。興味を持てば、第三者から情報は寄せられますし、ネットや新聞を見ていても成功例がどんどん目に飛び込んでくるようになります。
さらに、成功例をルール化することが必要です。
【1】どのような前提条件で成功したことか
【2】成功に至るキーファクターは何だったのか
【3】成功に至るために、どのような前準備が必要だったか
こういったことをルール化して伝えられるようになれば、店長たちにとって「有益な情報」になります。一方、これがルール化されていないと、単なる成功世間話で終わってしまうこともありますので、なるべくルール化の習慣をつけて、要点を整理して伝えるようにすることが大切といえます。
ステップ1の「ビジネスパートナー」になる、の次は「ノウハウ提供者」になるというのがステップ2といえます。
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 第40回商業施設経営のための勉強会
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日時: 2016年1月26日(火) 18:30~21:00
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【SC経営のヒント430】:『成熟化時代のテナントコミュニケーション その1』

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『成熟化時代のテナントコミュニケーション その1』
SCマネージャーが「なすべきことだと思っているが、なかなか十分な時間が取れない」と感じていることに、「テナントとのコミュニケーション」というものがあります。マネージャーはテナントとのコミュニケーションをとるべきだ・・・という考えに同意する人は多いと思いますが、では、どのようなコミュニケーションをとるべきなのでしょうか。
世間話や、最近調子はどう?的な会話もよしとしながら、やはり「どうやってもっと売上を上げるか」というゴールを共有したうえでのコミュニケーションが効果的といえるでしょう。では、そのゴールに向かって何を意見交換すべきなのでしょうか。
全般的に売上げが伸び悩んでいるお店の場合、ひとつの着眼点として、
【1】伸びている単品 
【2】伸びている客層 
【3】その商品が売れる理由
これをまず洗い出してみましょう。
この際に大事なことは、分母は小さくとも伸びているものを大切にするということです。そして、それをもっと伸ばすためにはどんな取り組みをしたらよいのか、これについて意見を出し合うことに踏み込んでみましょう。まずは勇気を出してアイデアを出すことからスタートです。売場内の場所はどこがいいか、POPはどうしたらよいか、商品説明を一言でするなら何と言えばよいか・・・・いろいろアイデアを出し合ってみましょう。
ここでよく躓くのが「ナショナルチェーンだから自由が利かない」ということです。が、実際にはそれは関係がありません。どのようなお店でも売上を上げるための思考プロセスは同じであり、取り組みも同じであり、チェーンの枠を大きく超えることなくできることはいくらでもあるのです。
SCのマネージャーがテナント店長にとって「業績アップのためのアイデアを出してくれる人」になることが大事です。世間話と、伝達事項と、ときどき小言言われるだけ、ではビジネスパートナーになりえません。SCマネージャーはテナント店長にとって「大切なビジネスパートナー」になること、これがまずは第一歩といえるのではないでしょうか。
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 第40回商業施設経営のための勉強会
(株)船井総合研究所 東京本社にて開催!!
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日時: 2016年1月26日(火) 18:30~21:00
場所:(株)船井総合研究所 東京本社
【1】講師からのお話 18:30~19:30
●成功する駅ビル、失敗する駅ビル、そのポイント
●話題の商業施設、テナントの評価、分析
●直近のテナント業績アップ事例
【2】質疑応答 19:30~20:00
【3】懇親会 20:00~21:00
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〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-6日本生命丸の内ビル21階
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【SC経営のヒント428】:『わが道を貫く経営』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.428━ 2015.10.29
 船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
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『Main Contents:わが道を貫く経営』
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『わが道を貫く経営』
米国に1週間行ってまいりました。様々な業種の企業訪問を行ってきたのですが、とりわけ印象的だったのはシカゴのAbtエレクトロニクスです。この店の存在は以前から知っており、一度訪れたいと思っていましたら、今回訪問できました。家電業界でこういう地域資本の単独大型店が大手と戦って伍しているというのは極めてレアケースで、日本では「顧客密着サービス力で超一番化」という事例はありますが大きな店ではありません。ましてや大手チェーン家電店を潰せるような地域単独家電店があるなんて、普通は信じられない話です。
知りたかったのは、どの程度の価格競争をしているのかどうか、価格以外に大手とどこで差別化して勝っているのか、でした。ひとつめは、バリバリ価格競争で戦っています。アマゾンより安いという商品もあります。これを可能としているのは現金仕入れ。日本の小売業は過去の「良かった時代」に儲けたお金を新規出店に投資し、だんだん投資効率が悪化して最後には経営破たんするというパターンが多いですが、この会社は新規出店せず、儲かったお金はすべてが経営者の個人資産に化けるのではなく、仕入資金に充当してきました。
さらに巨大な物流センターを併設し、物流効率を上げるとともにコストダウンも実施しています。この倉庫ですが、自社用だけでなく取引メーカーにも貸し出しているのではないかと思えるほど巨大なものでした。倉庫内には自家発電設備もありました。
ふたつめは、ちょっとしたサービス力の違いを積み重ねて大手に勝っています。ご同行いただきました企業の役員様のお話によりますと、同社のシカゴ駐在員さんがこの店の近くにお住まいで、Abtをよく利用するとの事。価格もamazonより安いものがあり、Abtは配達日時指定の融通が利くのでよいとのこと。大手家電店やamazonでは委託先が配達しているので時間指定までできませんが、Abtは約束した時間に持ってきてくれるそうです。これは結構ポイント大きいです。
価格品揃え販売力同等であれば、あとは買った後のサービス力の違い。家電においては使用説明、配達設置、修理の3つがサービス力の違いが出る部分といえます。修理も自社内にコーナーをもうけて、マイナートラブルはメーカーに送らずに自社で治しています。しかも無償。これはとても素晴らしく、メーカー送りになると高額な修理コストを要求されるのに辟易している人は多いと思います。
これらそれぞれは「ちょっとした違い」なのですが、このちょっとした違いの長年にわたる蓄積の差=信用力・ブランド力の違い というのは、いかな知名度資本力があろうと容易に切り崩せないものなのだ、とあらためて感じました。価格で差が無ければ、ブランドのあるものの勝ちです。このちょっとした差、違いをずーっと蓄積して、自社のブランド力を時間をかけて育ててきた、まさにそういう会社だと感じました。これは誰にでも出来るようで出来ないことです。
店は3000坪ほどなのですが、webショップをおこなっており、オフィスは大きいです。さらに倉庫併設でこれが店舗より大きい。このような店ははじめて見ました。地域単独経営でもベストバイやアマゾンに対抗して繁栄し続けている凄い店。売上は非公開ですが都市型家電店なみかそれ以上です。しかも毎年二桁成長を続けている。自分たちの経営を貫いている優れた会社を見て、とても嬉しくなりました。
11/4の【中小企業でも勝てるブランドづくりセミナー】
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および12月のブランド倶楽部例会では、米国で見た様々な中小企業のブランディング成功事例を紹介したいと思います。
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 第39回商業施設経営のための勉強会
(株)船井総合研究所 東京本社にて開催!!
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日時: 2015年11月20日(金) 18:30~21:00
場所:(株)船井総合研究所 東京本社
【1】講師からのお話 18:30~19:30
SC今後に向けて今準備すること
●話題の商業施設、テナントの成功ポイント
●直近のテナント業績アップ事例
【2】質疑応答 19:30~20:00
【3】懇親会 20:00~21:00
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【SC経営のヒント426】:『店頭演出のこれから』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.426━ 2015.10.9
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『店頭演出のこれから』
SC内に入店するテナントは、管理の行き届いたSCほどリースラインの遵守を徹底するという傾向にあります。通路幅に余裕のあるSCですと、イーゼルなどを限定的に前出ししている場合もありますが、だいたいにおいてはみ出し禁止というのが基本になっています。
最近、大阪の中崎町や奈良の奈良町など、古い家を再生して感度の高い商業空間として発展している場所を何箇所も見るにつれ感じるのは、このような感度の高い店舗の特徴は、「感度の高さを店頭演出で表現している」ということです。
アイテムとしては「グリーンとプランター」「かっこいいベンチ、イス」「かっこいい自転車」「小さな写真つきPOP」「手作り風木製看板」などが活用されています。これらのエリアでは新規創業者が次々と参入してきており、もはやショッピングセンターなんか見てる場合じゃないとすら感じさせられます。
従来、SCでは店舗前にはみ出している陳列はみっともないもの、だらしないものとして対策してきました。しかし、これからはテナントと協力してセンスのいい感度の高い店頭演出に積極的になったほうがよいのではと思います。また、店作りもリースラインからすこしセットバックしてフロントファサードを作りこむタイプのほうがよいようにも思えます。
最近お邪魔したNSCでも「前出しは禁止していました」とのことですが、おかげで愛想のないつまらないファサードになってしまっている店が多数です。時代の流れにあわせて柔軟な発想が求められますね。
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【SC経営のヒント424】:『専門店・小さなお店の売上アップ成功事例』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.424━ 2015.9.17
 船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
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『Main Contents:専門店・小さなお店の売上アップ成功事例』
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『専門店・小さなお店の売上アップ成功事例』
最近、ある地域でカフェの売上アップをお手伝いしました。すこし具体的に事例を紹介してみましょう。
【1】お客様をひきつける一番商品づくり
ハンドドリップのおいしいコーヒーや、自家製プリン、シュークリームなどのよい商品があるのですが、お客様をひきつけるだけの力が弱く、もう一段の商品力アップが必要でした。お店のスタッフと協議し、目玉商品としてパンケーキタワーとスノーアイスを導入しました。並行して、ドリンクメニューの見直し、フードメニューの再編をいたしました。なにはさておき、商品力の強化がすべての出発点といえます。
【2】店頭に大きな写真の看板、A看板を増設し、チラシを配布
路面店ですので、店前通行者に訴求する看板類を大きな写真でもって製作しました。これにより、店頭から「どんな店かな~?」と覗く人がいなくなり、お客様がドアをあけてすっと店に入ってくださるようになりました。あわせてチラシを地域に配布し、集客をプッシュアップしました。チラシの構成も売りを目立たせるように配慮したのですが、今回はなぜか裏面商品のほうがよくヒットしました。
【3】店頭の花壇を撤去して駐車場を3台確保
たった3台とはいえ、小さなお店にとっては致命的に重要なことです。駐車場自体はすこし離れた場所に多数あるのですが、やはり地元の人に便利使いしてもらうためには店前に数台でよいから必要。駐車場1台で得られる売上は年間で800万円が見込めます。
このような取り組みを実施した結果、短期間に月商は1.8倍以上に上がりました。もちろん、これからもっと打ち手を投入し、更に上げる予定です。もう一度整理すると「一番商品づくり」「店外に宣伝実施」「お店へのアクセシビリティの向上」小さなお店ほど、この3つが大切です。商品や接客には熱心に取り組んでいても、店の外に「看板」のついていない店というのは多いものです。
自分はいいものを作っているんだという自己満足に終わらないよう、お客様によさを「伝える」ことが大事。SC内の専門店でいえば、店頭演出をしっかり展開することは、専門店にとって非常に大事なことです。さらにSCの強みは、絶対客数が多いからインストアプロモーションも効きやすい。これは路面店にはない強みです。大型SCといえど、小さなお店の集合体です。
ひとつひとつの店が自分の一番商品を確立し、それを世に知らしめて、お客様が来店しやすいようにすること。お店の大きさは変われど、この基本は変わらないといえましょう。
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 第38回商業施設経営のための勉強会
(株)船井総合研究所 東京本社にて開催!!
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日時: 2015年9月18日(金) 18:30~21:00
場所:(株)船井総合研究所 東京本社
【1】講師からのお話 18:30~19:30
 SC活性化 下半期の対策を考える
・話題の商業施設、テナントの出店ポイント
・直近のテナント業績アップ事例
【2】質疑応答 19:30~20:00
【3】懇親会 20:00~21:00
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【SC経営のヒント423】:『SC運営の付加価値を上げよう』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.423━ 2015.9.10
 船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
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『SC運営の付加価値を上げよう』
今年になってから、AMサイドからPM事業者選定に関わるアドバイスを求められたり、既存PM事業者に対する研修や支援の相談が増えています。私たちの認識としては、商業施設は生き物であり、運営者の運営や販促の力量が数年単位では大きく左右する要因と考えているのですが、AM事業者やレンダーにとっては「誰がやってもそう大きく変わらないのでは」「やり方次第と入っても触れ幅は小さいのでは」という認識の方が多いようです。
空き床の多いSCでリーシングを頑張れば賃料収入が増えてバリューアップする、これは誰でも理解できることですが、空き床の少ない商業施設で、研修や販促を通じて全体集客と既存店売上を上げる、これは実際に私たちはそういう仕事を多数手がけているのですが、あまり本気にしてもらえないことが多いように思えます。
たとえば、「販促はどうせ広告代理店に丸無げだから、誰がやったって変わらないのじゃないのか?」というような認識をされているAM事業者が思ったより多いと感じます。しかし、今後のSCはハード投資だけではなくソフトノウハウの蓄積で活性化してゆかねばなりません。時代が大きく変化する中、たとえばインバウンド対策ひとつとっても、取り組んでいるSCと何もやれてないSCに大きく分かれています。
新しい事業者のサーチと導入についても、前向きなところもあればそうでないところもあります。店頭演出ひとつでも売上は上げられるのですが、それに対して積極的なSCと消極的なSC。さらには食品・飲食店舗の衛生管理など、管理品質の向上に対する意識が高まっているかというと、10年前20年前と変わらないSCも多いというのが実態です。SCとテナントとのコミュニケーションも、ただコミュニケーションをとるだけではなく、業績を上げるためにどのような協業をしてゆくかを具体的に詰めなければなりません。
全体集客を上げれば売上は上がります。販促費が乏しくても工夫する方法はいくらでもあります。バリューは上がりますし、実際に上げてまいりました。・・・・とはいっても、SCの運営ソフトって具体的にどんなことをしたらいいのだろう、こう感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
何らか改善したい、そう思われる方は、どうか一度弊社の丹羽によります「SC販促・店長一日研修」を実施いただいてみてください。これまで、都市型から地方都市NSCまで多数開催し、実績を積み上げてきました。テナント店長、オーナー、SC経営幹部やマネージャー、アセットマネージャー、あらゆる立場の方にお喜びいただけるものになっています。SCに関わるあらゆる関係者にお聞きいただきたい、間違いなくおすすめできるものになっています。
お問い合わせは弊社相談窓口
03-6212-2930(高橋)に、お気軽に相談いただけましたらと思います。
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