━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.155━2008.7.24
船井総研コンサルタント 山本 匡発行
秘策伝授!!
★ショッピングセンター経営のヒント★
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【main contents】「デベロッパーの仕掛けるビジネスモデル開発」
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こんにちは。
船井総研、山本匡でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
この場をお借りして
弊社のオンラインセミナーについての
告知をさせて頂きたいと思います。
■オンラインセミナー
『10店舗未満の企業様必見・新規出店を成功に導くチェックポイント』
《日時・会場》
2008/07/30 15:00~16:30 東京都 オンラインセミナー
《お申し込みにつきまして》
ご参加ご希望の方は、下記URLもしくはお電話にてお申込み下さい。
http://www.funaisoken.co.jp/site/seminar/semina_1214554792_1.html
インターネットからのお申し込みは開催日の2日前までとさせていただきます。
電話:0120-974-000(キタムラ)
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■デベロッパーの仕掛けるビジネスモデル開発
有力なデベロッパーは、魅力あるSCやファッションビルを創りあげるために、
テナント企業に新業態開発の提案をおこないます。
しかし、それがテナント企業任せのものではどのようなものができるかわかりませんが、
デベロッパーが積極的に関与することで新しいものを生み出すことが可能になります。
ちょっと古い例ですが、有名なフードテーマパークでは、
テナントビルではなく百貨店オペレーションの仕組みを取り入れました。
出店者の投資負担を軽減させるかわりに、
比較的短期間でテナントの入れ替えを可能とする仕組みです。
さらにこれに入場料収入まで確保することや、半人前のメニューを各店に開発してもらうことで、
結果として滞留時間を長くし客単価を上げることと、
継続的な集客を可能とする仕組みを作り上げた成功事例といえます。
最近では、著名飲食店のメニューを絞り込んで小型店として軽装備で出店できるよう工夫したうえに、
フードコートオペレーションとして、グループ客に多様なメニューを提供できるようにすることで
客層幅を広げることに成功した店があります。
土日はいつも行列し、客単価の高いフードコートとして驚かれた方も多いのではと思います。
このような取り組みは、デベロッパーが自らアイデアを出すことでスタートしていると想像されます。
アメリカでアウトレットモールを最初に取り組んだデベロッパーも、
このアウトレットという業態開発を考えつき、それを各メーカーに説明して賛同してもらってはじめて実現しています。
仕掛け人はデベロッパーだったわけです。
上記事例のような画期的なものではないとはいえ、私どもが過去にお手伝いしたなかでは、
観光物産店で通販顧客を創造する仕組みを作り上げ、毎年1000万円づつ売上を伸ばし、
10年で年間1億円の通販売上を達成しているお店があります。
中小企業にとっては、たいへんな数字といえます。
床を賃貸するのがデベロッパー業ではなく、
ビジネスをプロデュースするのがデベロッパー業と定義して仕事に取りかかると、
新しい地平が見えてくるのではないでしょうか。
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* 経営コンサルタント
* 発行人:株式会社船井総合研究所 山本 匡
* ホームページ:http://funai-sc.com/
* E-MAIL:< info-sc@funaisoken.co.jp >
月: 2008年7月
SC経営のヒント154:「SC販促講座4」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.154━2008.7.18━
船井総研コンサルタント丹羽英之発行
秘策伝授!!
★ショッピングセンター経営のヒント★
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┃【main contents】「SC販促講座4」
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こんにちは。
船井総研、丹羽英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
SC販促講座4は
前回に引き続き、
「年間販促計画の立案と具体策(イベント、催事編)」
ということについてお話させていただきます。
株式会社船井総合研究所
ショッピングセンターチーム
丹羽 英之
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■SC販促講座4. 年間販促計画の立案と具体策(名物催事編)
ガソリンがとうとう180円/?を越えました。
これまでのSCは競合出店によって商圏が小さくなって客数が減ってきましたが、
これからは商圏は変わらないのに来店頻度が落ちて客数が減る時代です。
ネット、宅配の強化がますます進みそうです。
そんな中、有店舗が既存店売上を維持していくには、
(昨年対比で)勝てるときに確実に勝つという一点につきます。
名物催事とは集客が確実に見込める催事で、
チラシなどの販促を打たなくてもお客様がその日を知っている催事を言います。
この名物催事の数が多いお店は売上が安定し、少ないお店は苦戦しているのが実態です。
この確実に勝てる日をSMでは週に2回(平日1日、休日1日)、
SCでは月に2回(月初1日、月末1日)は必要です。
そして、この確実に勝てる日は売上実績の高い日(曜日)
つまり、お客様の行きやすい日に設定することが重要です。
例えば、SCでは給料日あとの25日~翌10日までに設定することが基本となります。
(第1日曜日に○○SCの日、30日に感謝デーなど)
これから名物催事をつくろうと思っているSCは、
年間で2回勝つことを目標にした特別招待会
(ポイントカードの会員顧客を対象とした優待セール)からスタートされては如何でしょうか?
(既に特別招待会をやっているところは、昨年対比130%を目指してみましょう)
特別招待会で勝つためのポイントは大きく1点です。
1.明確な売上目標の設定と共有です。
売上はできるものではなく、つくるものなので明確な売上目標の設定が必要となります。
例えば、夏の特別招待会で1億の売上目標を設定した場合、
客単価1万円だと1万人の買上客が必要となります。
この1万人の買上客をつくるには3万人の入店客が必要です。
この3万人の入店客をつくるには10万人へのDM投函が必要です。
10万人にDM投函して3万人来てもらう(レスポンス率30%)には、
各テナントから上客に向けてのお電話でフォローすることが必要です。
明確な売上目標の設定をして、必要なお客様を予約することができれば
勝つための準備は整ったといえるでしょう。
※.この特別招待会が最大日販に挑戦する日であることが理想です。
特別招待会そのもののは20年以上前からある名物催事です。
この日本独特の名物催事は時代と共に、お客様の意思とは裏腹に、
デベロッパー本意の政策(回数が増える、期間が長くなる、土日を挟むetc)
に変えられることでその効果が薄れてしまっているのが実際です。
本来の特別招待会の目的を維持し、しっかりと売上をつくっているSCがまだまだあります。
今一度、原点に返って勝ち癖をつけたいものです。
次回は年間販促計画の立案と具体策(特別招待会編)についてお伝えします。
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