SCでの採用サポート

商店街や路面店と比較して駅ビル・SCの圧倒的なメリットは「店舗数が多く集積度が高い」「駅や駐車場などの集客インフラが充実」しているというハード的要因と、「定期的な共同販促で集客」「店内ルールの徹底」「定期的に教育研修を開催」などのソフト的要因でもって、お店が一定水準以上に保たれつつ集客力もあるという魅力があるということになります。

もちろんその強みはこれからも重要になってきますが、いまいま重要なのは「採用」です。
大手SCはすでにいろいろと取り組みつつありますが、SC単位でも専門店のスタッフ採用を後押しすることが大事になってきています。

「店が採用したいような人」は不足しています。
SCとしてもテナントの採用を後押しできるような対策を可能な限り講じる必要があるといえます。

採用活動そのものをもっと優先度を上げて、入口など一等地に募集看板をつける必要があります。
マッチングしたはずのお店でどうもうまくいかない場合は、同一SC内の他の店舗を紹介するなどにもチャレンジしてみたいところです。
最初の基礎研修をSC主催で集合形式で合同開催するなどということも可能でしょう。
とにかく「採用数を増やす」「採用した人への基礎教育と即戦力化」を館側もサポートして後押しする体制をくみ上げる必要があると思います。

この先「人手不足だから出店したくてもできない」「続けたいが人が採用できないので閉店したい」というケースが増えると思います。
路面店の場合と異なり、SCの館側が採用アシストすることで、SCの付加価値をさらに上げるチャンスともいえます。