【SC経営のヒント345】:『都心にビジネスモデルを持って出店する』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.345 ━ 2013.07.06
 船井総研 コンサルタント 野田 陽一郎 発行
 週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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 ☆今週のコンテンツ☆
『Main Contents:都心にビジネスモデルを持って出店する』
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 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『都心にビジネスモデルを持って出店する』
先月お付き合い先の企業さまが東京都中央区に30坪弱の店舗を出
店しました。
職人である社長が全て手作りにこだわって商品を作っています。
もともとは地元で工房兼店舗を持っていましたが、東京出店のきっ
かけになったものはずばり「名簿数」。
インターネットで自社の商品カタログを請求してもらい、その商品
の現物確認の場として店舗を出す。今までは繁忙期に展示会のよう
な形で出店をしていました。
しかし、展示会も1時間以上お待たせする時もあったことや、企業
としてしっかりとこちらから接触できる名簿数があったことが出店
の決め手になって、常設展示場ともいえる店舗を出店しました。
この店舗1階ではなく2階以上の空中店舗です。そしてオープン販
促なども大きくはせずゆっくりのスタート。
しかし、オープン後初めての週末は想定を上回るお客様に来店して
いただきました。
告知は事前に配布していたカタログのみといっても過言ではありま
せん。
インターネットでカタログを請求、届いたカタログで商品を凡そ選
ぶ。
そして店舗で現物確認をして購入する。
こちらからは必要があれば「名簿」があるためアプローチをする。
そのようなビジネスモデルで成功しています。
他の企業さまも同じような考え方を持って、東京出店を考えていま
す。
地方やインターネットでご商売をされている方にとって、都心出店
やモール出店は1つの大きな分岐点だと思います。
自社のことを知っていただいている方の名簿数があれば、凡そ読み
込みができてしまうため出店へのリスクが大幅に減ります。
しっかりと認知から購入にいたるまでの流れができている店舗は
これからもまだまだ伸び余地がありそうです。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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