━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.346 ━ 2013.07.13
船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『Main Contents:セールに頼らないお店が強くなる』
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『セールに頼らないお店が強くなる』
夏セールがスタートしましたが、皆さんのショップの状況は如何で
しょうか?
セールの立ち日が年々早くなる中で、各ショップでプロパー商品の
消化率を上げる工夫が求められています。
SPA業態では、そもそもセールに頼らないように、商品をこまめに
投入してプロパー消化率を上げていますし、百貨店はセールの立
ち日に合わせて、盛夏ものの再投入を積極的にすすめています。
各ショップが業種を問わず、仕入れ型からSPA型に変わったり、ア
ウトレットの台頭もあり、セールまで商品を持ち越さないお店は増
えていくでしょう。
また、先の百貨店のように夏セールでのプロパー投入が増えると、
セールの期待値(セール比率、割引率)が低くなっていくのが現状
です。
そのため、セールそのものの集客力は今後ますます減っていくよう
に感じます。
ですから、プロパー期の適時、適品、適価、適量、適提案(5適)
で、セールの頼らないお店になることが大切です。
それには、立地、ロケ(=客層)に合ったタイムリーな商品提案が
ポイントになります。
例えば、駅ビルでは、1日3回(午前、夕方、夜)店頭ディスプレイ
や店頭商品を変更しているショップの業績が良いです。
ナショナルチェーンの商品構成は基本的には変わりませんが、時間
帯により、午前は主婦向け、夕方は学生向け、夜はOL向けの商品を
意識して店頭に出す。客数の多い曜日、時間帯にタイムサービスを
仕掛ける、雨が降ったら店頭に傘を出すなど、「いまやるべきこ
と」を徹底するのです。
よく売っているお店の店長は、天気予報に敏感で、食品のように
ファッションを売っているショップです。
ぜひ、食品のようにファッションを売る「タイムリーな提案」ので
きるお店になって頂きたいものです。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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発行人:丹羽 英之(にわひでゆき)
発行責任者:山本 匡(やまもとただし)
発行所:株式会社船井総合研究所 第2経営支援部
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