━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.216 ━ 2009.11.12
船井総研 丹羽 英之 発行
秘策伝授!!
★ショッピングセンター経営のヒント★
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【MAIN CONTENTS】
「店長に見えていない大切なこと」
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こんにちは。
船井総研、丹羽 英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
■第7回「SC経営のヒント」のオフ会 開催■
11月18日18時30分より開催決定!!
ご好評に付き、執筆者、山本・丹羽が話すオフ会を開催します。
今回も以下のような疑問にお答えするような内容となっております。
・最近伸びているSC、停滞しているSC、そのパターン
・SCのプロパティマネジメント これからのあり方
・テナント構成 今後の変化の予測 ほか
講師からの話の後は、質疑応答、情報交換を兼ねた懇親会の時間も設けており
ます。
▼オフ会の詳細はこちら▼
http://www.funaisoken.co.jp/site/seminar/semina_1253239390_1.html
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■店長に見えていない大切なこと
最近、現場を回って感じるのはチェーン店の店舗間の格差です。
出店しているロケーションも似ており、
当然、商品構成も変わらないのに売上に大きな差が出始めているのです。
この差は一言で言ってしまえば、現場を預かる店長の力量と言えますが、
現実は店長が売場の基本を理解できているか、いないかの差のようです。
そういった意味では、これまでの出店スピードに店長がついて来れず、
力量不足のまま店舗を任されてきているからでしょう。
お手伝い先のSCでは店長会を通じて、売場の原理・原則を伝え、
その後の希望店舗の臨店で実際に売場変更を一緒にしていますが、
やってみて、現場が変わり、
はじめて店長会で伝えたことが理解できるのが実際です。
売場の基本を知る上で大切なことは何かというと
「お客様の目線で見る」ということです。
例えば、現場店長は自分達の売場を中から見ます。
でも、お客様は外から見ています。
現場店長はお店の商品在庫が頭に入っています。
だから十分な商品在庫が自分のお店にあると思っています。
しかし、お客様は通路を歩いていて一瞬のうちにその店の評価をします。
つまり、通路を歩いているお客様に見えない商品在庫は、
お客様に認識されないのです。
バックヤード在庫はもちろんのこと、
死角となっている場所にある商品はお客様に認識されないのです。
よくお伝えしている
「店長に見えていないため、やりきれていない大切なこと」は下記5点です。
1) 什器は主通路に対して直角に置く
(主通路に対して平行に置いた場合は後ろの商品が見えません)
2) レジ分類に合わせて商品を固める(ワンラック、ワンテーマが基本)
(お客様が店内をくまなく見てくれることは稀なのでチャンスロスをおこさないように)
3) 売れている商品を前に出す(ベストセラー商品をベストポジションで売る)
(その時期に最も点数のでる商品で低単価の頻度品が基本です)
4) 売れている商品の店頭在庫量を増やす
(バックヤード在庫は持たず、フルサイズ、フルカラー展開)
5) 店頭1/3の店頭在庫は変えない
(晩期、端境期など商品が薄くなる時期も店頭近くに商品をかためる)
お店は現場を預かる店長で「99%」決まります。
そういった意味では業績回復のためにも
店長のスキルアップを目指していきたいものです。
まずは、主通路に立ち
「お客様の目線で売場を見る」習慣づけをしていきましょう。
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