テナント企業は、OMOに挑戦する際は、
従来の「店舗数×売上」という発想でなく、
「顧客属性毎のLTV(ライフタイムバリュー)×シェア」としていきましょう。
顧客属性毎のライフタイムバリューをアップするには
初回購入から10日目以内に2回目商品を購買してもらう必要があります。
つまり、顧客属性毎に、初回購入商品と2回目購入商品を決定し
生活スタイルの違いにあわせて、
MA(マーケティングオートメーション)をかけていくことなります。
ですから、顧客属性毎のライフスタイルの違いを理解し、
ジャーニマップを作成することがスタートになります。
例えば、家具の顧客属性は、
シングル、ディンクス、ファミリーといったセグメントとなり、
提案する商品、アプローチ、頻度を決定していくことになります。
この顧客属性は、理想は3~5、多くても10個までとすることが、
その後のPDCAを回していくのに適しています。
従来は、店舗のお客様をECへ誘導していましたが、
新規客をECで獲得し、店舗に誘導(EC完結もありますが)となります。
つまり、新規客獲得のためのセッション数が最も重要なKPIとなります。
セッション数は、SEO×(アフェリエイト+SNS)で決まりますので
商品(指名ワード)×人(第三者評価)がポイントになります。
そして、店舗の役割は、
現物確認、接客、アプリ登録(名簿取得、顧客属性)、NPSの実施となります。
これからの接客は(エンゲジメント)が重要で、
顧客属性毎に接客シナリオを変えていく必要があります。
また、顧客接点を最大化できるように、
個々の店頭スタッフが得意な顧客属性や商品カテゴリーで、
キュレーターとなって商品を紹介できるよう情報発信が求められます。
いずれにしても、
SCデベロッパーもOMOを可能とするサポート体制が急務なのではないでしょうか。