━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.265 ━ 2010.12.02
船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『Main Contents:お1人様女子の時代』
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『お一人様女子の時代』
新規顧客の開拓にグルーポン、ポンパレなどの共同購入の販促が
飲食店でも話題ですが、リピートしてもらうには、そこでの商品・
サービスが来店いただいた顧客のニーズに十分に応えられたかが
大切です。
では、今の顧客のニーズや飲食トレンドはどういうものなのでしょうか。
以前ご紹介したように、食品では自分へのご褒美に対応したパーソナル
ギフト商品が伸びていました。そして、飲食ではお一人様女子が
普段使いできる飲食店が伸びています。
つまり、飲食も食品同様に、お一人様女子がトレンドキーワードと
言えそうです。
SC内の飲食店は、ファミリー対応の店舗が多く、こうしたお一人様
女子に対応したメニューと空間づくりが特に求められています。
また、これからの飲食店は、ターゲットに合ったメニューだけでなく、
その利用シーンにあった適切な情報提供が必要です。
例えば、ランチ1つとっても「ランチ予約」「レイトランチ」「テイクアウト」が
できるかどうかなどで売上に大きな差が出ています。
また、「喫煙可」や「ケータイが通じる」などの情報も実は店選びに直結
しています。
夜がメインの居酒屋でも「子供向けのバイキングメニュー」を提供し、
ヤンママ層に圧倒的に支持されている店舗が多数あります。
このように、既存業種のやり方に固執することなく、顧客の本質的な
ニーズに応える新しい取り組みで、新規顧客の開拓をしていきたい
ものです。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
ご意見・ご感想お問い合わせなどは⇒ info-sc@funaisoken.co.jp
発行人:丹羽 英之(にわ ひでゆき)
編集担当:丹羽 英之(にわ ひでゆき)
発行所:株式会社船井総合研究所 第4経営支援部
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-6日本生命丸の内ビル21階
TEL : 03-6212-2930(直通)
E-MAIL :info-sc@funaisoken.co.jp
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カテゴリー: 販促プロモーションのヒント
【SC経営のヒント252】:『付加価値を伝える単品チラシ』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.252 ━ 2010.08.23
船井総研 コンサルタント 丹羽 英之行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『付加価値を伝える単品チラシ』
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皆様こんにちは。
船井総合研究所の丹羽英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
先週は11回目となった「SCオフ会」でした。
参加頂いた44名の方には、終了後の懇親会にも多数お残り
頂き、有意義な情報交換の場となったのではないでしょうか。
次回は10月21日(木)18:30~20:00で開催を予定しています。
メインテーマは 『ネバーフッド(小商圏)SC』 となっておりますので
ご興味のある方は、ぜひご参加頂ければ幸いです。
詳細が決まり次第、メルマガ、HPでご案内させて頂きます。
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『付加価値を伝える単品チラシ』
SCのチラシは全店参加が基本で、各店が思い思いの商品を掲
載するので、結果として品揃え型のチラシになることが多いのが
実際です。
この品揃え型チラシはターゲットが特定できていないので、結
果としてレスポンスが弱くなってしまいます。
特に、SCのチラシは紙面に制約があるので、その時期に季節
指数の高い店舗(業種)を絞り込み、且つ単品やテーマを絞り込
むことでレスポンスを高めていかなければなりません。
例えば、
ファッション店舗が集まって、夏のTシャツ特集、森ガール特集や
アウトドア特集を企画し、食品店舗が集まって夏の涼風デザート
や中元・歳暮特集などを企画するのですが、これらを一緒に掲載
するのではなく、単独チラシとしてテーマに合った掲載アイテム
(単品)を増やすことがポイントになります。
また、品揃え型チラシでは買上点数の高い商品を安く売ることが
集客の基本でしたが、ターゲットが特定できている単品チラシは
集客商品だけにこだわる必要はないのです。
普段、3P(4P)千円で集客商品となる靴下もターゲットニーズに
あった付加価値(機能)を伝えれれば、高単価の商品でもチラシ
で集客できるのです。
例えば、チラシのコピーはこんな感じです。
足にムレを防ぎたい方にはこのシルクの靴下がオススメ
足のかさかさが気になるOLさんにはこの靴下が
おじいちゃん、おばあちゃんに朗報!すべり止めのついた靴下
外反母趾の方にはこの○○で悩みを解消できる靴下が
便秘の方にはこの○○が特徴のこの靴下が
中高年の山歩きにぴったりの速乾素材の靴下は如何?
つまり、ターゲットやテーマを特定した単品チラシは粗利の低い
集客商品だけでなく、粗利の高い定番商品やこだわりの収益
商品まで掲載できることが大きな特徴です。
共同販促では、店舗(業種)やテーマを絞り込み、店舗ではター
ゲットニーズに応える単品チラシに挑戦したいものです。
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【SC経営のヒント249】:『販促もリニューアルの時代』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.249 ━ 2010.07.29
船井総研 コンサルタント 丹羽 英之行
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☆今週のコンテンツ☆
『販促もリニューアルの時代』
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いつもご愛読いただき有難うございます。
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『販促もリニューアルの時代』
商品、売場にリニューアルが必要なように、共同販促にもリニュ
ーアルが必要です。しかし、現場では共同販促のリニューアルが
一番できていないのが実際です。
それは、これまでの共同販促が全店参加を基本としていたため
でしょう。今の時代にはターゲットにあった媒体と業種がマッチし
ない限り集客につながりません。
では、どのようなリニューアルが効果的なのでしょうか?
それには、ターゲット、業種・業態の強みに特化していくという基
本方針が必要です。
駅ビル、ファッションビルのようなターミナル立地にある施設は商
圏が広く、チラシでは費用対効果があわないのが実際です。
最も効果的なのは、駅貼り、電車広告であり、これから有効なの
はケータイ販促といえるでしょう。客層や利用のされ方から当然
と言えば、当然なのですが、いまだにチラシ、DMに頼っているの
が現状です。
いま、首都圏に住む若者の多くは新聞をとっていないですし、彼
らをターゲットとしている店舗は彼らが見ている媒体を知る必要
があります。
例えば、スポーツ新聞の広告で高いレスをあげている店舗が意
外に多いのが実際なのです
また、郊外のショッピングセンターではエリアで発行部数の多い
「フリーペーパー」の活用が期待されます。チラシに比べて、保存
されやすい媒体ですし、クリスマス、GW、サマーセールなどロン
グイベントに効果的です。
また、業種的にもチラシでは効果が出づらいレジャー、飲食、サ
ービステナントにはクーポン広告が基本のフリーペーパーが向
いています。
目玉商品でお客様を集めるファッション、食品はチラシで、レジャ
ー、サービスや館イベントはフリーペーパーといった使い分けが
大切なのです。
確かに共同販促は全店参加が基本ですが、販促媒体に全店参
加を共有する必要はないのです。なぜなら、お客様を館に集客
することが販促の最大の目的であり、そのためには、その時期
に最も売上をつくれる、つまり集客力のある業種・テナントにフォ
ーカスし、彼らにあった媒体選びを優先することが大切です。
それが、結果として全体集客につながり、各テナントへのメリット
を最大化できるからです。
ですから、年間販促計画の中で、どの時期にどの業種・テナント
をフォーカスし、それらにあった媒体に本気で変えていく。」結果
を出すには共同販促をニューアルする覚悟が必要です。
いまこそ、ターゲットを絞り込んだ共同販促に挑戦していただき
たいものです。
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【SC経営のヒント243】:『PDCAサイクルはDoで決まる』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.243 ━ 2010.06.10
船井総研 コンサルタント 丹羽英之 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『PDCAサイクルはDoで決まる』
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皆様こんにちは。
船井総合研究所の丹羽英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
PDCAサイクルはDo(実行)が一番大変だと思います。
すばらしい計画(戦略)も実行がなければ、絵に描いたもちになって
しまうからです。
現場を預かるSCマネージャーにとって、いかに各テナントに実行して
もらうか今回はその手法についてお伝えします。
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『PDCAサイクルはDoで決まる』
船井総研に入社して3年目ぐらいの時に、上司に連れられて九州に
ある地元主導型SCにお伺いていました。
だいぶSCのことがわかりはじめ、夜のオーナー・店長会でも話す機会
が増えたときのことです。
その時は、自分でもはじめてお伝えした提案に手ごたえがあり、出席
しているオーナー、店長の本気を感じ取った瞬間でもありました。
このSCは変わるかも知れないと本気で感じた一瞬でした。
そんな自己満足に浸っているとき、そのSCの開発部長さんから声を
かけられました。そして、事務所に行くと、こんな話をされました。
「今日の話は非常に良かったですよ。でも、彼らは変わらないよ。」
という一言でした。瞬間的に「なぜですか?」と聞いてしまいました。
それからおもむろに、その開発の部長さんが近くにいた3歳ぐらいの
娘さんに声をかけて、「○○ちゃん。アメ欲しい?」と聞きました。
その娘さんがこっくりと頷いたところで、その部長さんは「いくつ欲しい?」
と尋ねたのです。娘さんが3つと手でかざすと、その手に3つのアメを
渡したのです。
その後、娘さんはまだ欲しそうにアメの瓶を見ているのですが何も
言いません。そして部長さんが私に「わかった?」と声をかけたのです。
私はなんのことかさっぱりわからずに「どういうことですか?」と尋ね
ました。
するとこの部長さんが、「こんな小さな子供でも自分が3つと決めたら
それを実行するもんだよ。だから、もう欲しいとは言わないんだよ。」
「ただ、飴玉をあげるといくらでも欲しがるけど、いくつ欲しいかを自分で
決めさせることが大事なんだ。」
「だから、さっきのオーナー・店長会も同じで、何をやるか、いつまでに
やるかをその場で決めさせることが大切なんだ。」
「すばらしい提案をすることはもちろん大切だけど、それが実行され
なければSCは変わらないのだから」と言ったのです。
それは駆け出しのコンサルタントにとっては非常に衝撃的な出来事で
したし、その後のコンサルスタイルにかなり影響を与えた経験でした。
それからは、会の終わりに、今日の話を受けて、参加者には何だったら
取り組めるか、取り組みたいかを書いてもらっています。
そして、できるだけ、その場で発表してもらって共有するようにしてい
ます。こうすることで、発表者の覚悟が決まり、実行の度合いが深まる
からです。
現場を預かるSCマネージャーにとって、いかに各テナントに実行して
もらうかは悩ましいところです。
今日の話がその解決のヒントになれば幸いです。
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【SC経営のヒント238】:『小さな小さなイベントの積み重ね』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.238 ━ 2010.05.06
船井総研 コンサルタント 野田陽一郎 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『小さな小さなイベントの積み重ね』
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いつもご愛読いただき有難うございます。
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『小さな小さなイベントの積み重ね』
ゴールデンウィークの集客状況を見ていると、例年以上に
集客が多かった施設と、少なかった施設に大きく分かれたようです。
昨年からお伝えしているように、余暇時間が増えている方も多く
施設全体の集客数(買上ではない)は増加傾向にあります。
その上でお客様の選択肢の中で、どの施設を選ぶかということに
なりますが、1つはやはり駐車場などのハードの部分が整っている
こと。
そしてもう1つは、イベントなどのソフトが充実していること。
これは主観ですが、今年のGWイベントは、例年以上に大掛かりな
販促企画ではなく、小さくても数多く販促を打った施設の集客が
良かったように感じました。
数十万円を払って有名キャラクターを呼ぶことも良いですが、
そこで集客したお客様をその前後の購買に繋げることができなけ
ればもったいないのです。
小さな販促でも、各店の買上プレゼントをはじめ、先着、
子供向けイベント、メーカーキャラクター来店等でしっかり
集客から買上UP、滞在時間UPに繋げていく必要があります。
GWは比較的買上率が高まるので、
”売り”寄りの販促も実施して買上に繋げていくことができますが
実際には、昨年の反省同様、繋げきれていない施設も散見しました。
周年祭、新規オープンテナントの集客に合わせて、相乗り企画などを
実施し、館内のお客様をしっかり呼び込むことができた店舗は
売上を作れました。
なかなか伸びが少なかった店舗は、今年の反省を今して、
来年のプレ計画を今立てて、来年の売上増に結び付けましょう。
小さな販促が喜ばれる流れはしばらく続きそうです。
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発行人:野田陽一郎(のだよういちろう)
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【SC経営のヒント234】:『ネットとリアルの両方で潜在顧客を開拓しよう』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.234 ━ 2010.04.09
船井総研 コンサルタント 丹羽英之 発行
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☆今週のコンテンツ☆
『ネットとリアルの両方で潜在顧客を開拓しよう』
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皆様こんにちは。
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いつもご愛読いただき有難うございます。
一昨日、今話題の東急ハンズのコレカモネットを
企画・設計したチームボ株式会社の3名とお会いしました。
インターネットはまだ過渡期で、いまはコンテンツではなく、
テクノロジーで差がついているという話が印象的でした。
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『ネットとリアルの両方で潜在顧客を開拓しよう』
コレカモネットはツイッターを使った曖昧検索で、東急ハンズの130
万点の在庫から商品を特定。コレカモと商品を紹介、同時に何店に
いけば在庫があるかをお知らせするサイトです。
http://korekamo.net/ (←つぶやきで在庫がわかる)
これをボット機能を使って自動で行っていますが、そこで提案される
コメントは以前に流行った生協の白石さんばりにウィットに飛んでい
て面白く共感がもてます。
利用者は質問そのものを楽しみ、従来のハンズユーザーだけでなく、
新たな顧客をつかんでいます。
このコレカモネットに、リアル店舗(有店舗)の新たな集客ヒント
が見え隠れします。
1つ目は、あいまい検索に強いこと
2つ目は、お客様の声(口コミ・つぶやき)が見れる
3つ目は、それをコミュニティー化(フォロー)している
例えば、欲しい商品が特定されている場合、価格競争は避けられま
せん。お客様はその商品についての事前情報を多く持ち、他店舗と
商品の価格・サービスを比較するからです。
一方、こんな商品があったらといった潜在顧客の場合、競争にはな
りません。
むしろ、お客様に合った情報をタイムリーに提供することで店舗の
ロイヤリティアップにつながります。
そして、商品の情報は、利用者の声(口コミ・つぶやき)が多く集
まっているコミュニティほど信頼されます。
東急ハンズのようなリアル店舗(有店舗)はネットで潜在顧客をつ
かみ、以前ここで紹介した日本一のおかき処・播磨屋本店のような
通販企業がフリーカフェといったリアル店舗で、無料で商品を提供
し、潜在顧客を開拓しています。
いずれも、自店の存在を知らない、商品を買ったことがないといっ
た潜在顧客を顕在化させる取り組みです。
リアルとネットの融合によって潜在顧客を顕在化していく、そんな
時代になっています。
ショッピングセンターでは、館がポータルとなって、ショップ、テ
ナントの潜在顧客を特定、来店に結びつけるそんな販促が求められ
ます。
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【SC経営のヒント232】:『力相応に付加し続けるサービス』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.232 ━ 2010.03.26
船井総研 コンサルタント 野田 陽一郎 発行
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『力相応に付加し続けるサービス』
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『力相応に付加し続けるサービス』
ある地方の巨大ショッピングセンターを定期的に訪れるたびに
何らかのサービスが新しく提供されるようになっています。
何らかのサービスとは、あくまでもお客様視点に立った「何らかのサービス」
です。
例えば、以前はなかった巡回バスが設置されています。
大きな施設のために、館内を歩くだけでなく、巡回バスに乗っても
目的の店舗へ行くことができるサービスです。もちろん無料です。
これは、内側から見ると、館内の買いまわりが減るのではないかという心配は
もちろんあります。しかし、お客様はわざわざ遠い店舗まで歩いていきたい訳
でなくウィンドショッピングを楽しみたいお客様だけでもないのですから、利
便性の高いサービスです。
館内のイスもそうです。以前はなかったものが、設置されるようになり、設置
されると(びっくりする態度などで)寝る方がいるため硬いものになり、不満
が出て柔らかくなり、と試行錯誤が続いてきましたが、ある程度落ち着くこと
ができるソファーで、というところで安定してきたようです。
さらに、フード部門の催事なども例外でないです。
そこでは、土日など増える入館客数に対してワゴン、キオスクでの物販などで
需要に対応しています。既存飲食店の売上を取るものではありません。
別のショッピングセンターでは、雨の日対応で、来館されたお客様用に濡れた衣
類を拭くタオルを設置していたSCもありました。
これらを見ているとOPEN当初、間に合わなかった、検討したけれど具現化しな
かったサービスはたくさんあると思います。しかし、時の経過とともにお客様の
求めるサービスがあり、それを再度検討のテーブルに載せて実現していくことは
力相応で可能であると感じます。
常に新しいサービスを求めずとも、再検討できるサービスは決して少なくないの
ではないでしょうか?
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【SC経営のヒント231】:『観光商業は地元比率を上げよう』
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『観光商業は地元比率を上げよう』
観光売店、旅館、ホテルは、これまで観光客をメインに販売戦略を計画し、実行
しています。しかし、これらの施設で業績の良い施設は地元の利用比率が高いの
が特徴と言えます。
というのも、観光施設は季節変動が激しいので、全てを観光客に頼ってしまうと
地震、台風、大雪などの天災や大河ドラマなどの外部要因で集客が左右されてし
まうからです。
お客様はネットで検索し、その口コミ情報の中で地元住民に支持されている施設
を利用する時代です。
団体旅行から個人旅行にシフトする時代に、いかに送客に頼らずに安定集客を図
れるか?それには、地元での知名度を上げ、いかにロイヤリティの高い施設にな
れるかがポイントとなるでしょう。
それでは、地元比率を上手に上げるにはどうしたら良いのでしょうか?
例えば、下記のような取り組みが即効性があります。
・地元タクシー、観光バス会社の乗務員に対してのアプローチ
乗務員さんを招待して実際に施設を利用してもらい、その良さを体感してもらう
・地元住民が利用可能な廉価なバイキングや日帰り温浴メニューをつくる
・地元住民に向けた朝市、歳時記催事を実行
地元の漁連、JAとの連携で駐車場や施設入口で実施する
次に、日帰り圏内(車で1~2時間)のお客様への認知度アップ、利用率アップを目
指しましょう。そのためには、日帰り圏内にあるショッピングンセンターへの催事
出展や景品提供がオススメです。
基礎集客のあるショッピングセンターで地元の観光施設や産品を紹介するイベント
を実施するのです。
特にショッピンセグセンターのメイン客層である主婦は、平日の昼間しか動けない
家庭事情があります。
そこで平日の昼間のアイドルタイムを効果的に活用できる体験セットをイベント
特典として提供することは双方にとってメリットがあるでしょう。
売上が厳しい中、全体販促の経費を圧縮せざる得ないショッピングセンターにお
いても、地域貢献できる地元の観光商業との連携は新たな販促のヒントになって
いくでしょう。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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【SC経営のヒント229】:『PDCAシート無駄にしていませんか?』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.229 ━ 2010.03.04
船井総研 コンサルタント 野田陽一郎 発行
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☆今週のコンテンツ☆
『店舗開発読本3』情報レポートの限定プレゼントご案内
『PDCAシート無駄にしていませんか?』
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【SC経営のヒント222】:デフレ時代のSC販促の秘策とは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.222 ━ 2010.1.14
船井総研 丹羽 英之 発行
秘策伝授!!
★ショッピングセンター経営のヒント★
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【MAIN CONTENTS】
「デフレ時代のSC販促の秘策とは?」
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こんにちは。
船井総研、丹羽 英之でございます。
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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■デフレ対応の販促にシフトする
売上が下がって、販促経費が減っているショッピングセンターが増えています。
昨年実施した催事が今年できずに、また売上を下げるといった
デフレスパイラル状態が続いています。
先日お伺いしたSCでは、
昨年(2008年10月)の特別招待会に10万通のDMを送付したのに、
今年(2009年10月)は6万通に減らして売上を大きく落としていました。
1万通で約70万円の経費がかかり、4万通で280万円の経費削減が
必要だったとのことです。
ですが、DMの発送数が減れば当然売上が下がります。
これは極端な例ですが、多くのショッピングセンターで似たような傾向が出てます。
ショッピングセンターの販促予算は売上に対して1%(ポイント負担分はプラス0.5%)が
一般的なので、売上が下がれば当然ですが販促予算も減ってしまいます。
販促予算が減っても、「自分たちのSCはこうなるという思い」を忘れてはいけません。
そして、デフレ対応のSC販促のポイントは3つあり、数を増やすことが絶対条件です。
Point1 1~3年後のビジョンを描き、テナントと共有すること
Point2 ローコストな地域連携の販促イベントにシフトすること
Point3 ローコストでダイレクトに集客できる販促ツールを持つこと
ケータイ(メール)販促は、ローコストな販促ツールとして、
これまでも話題になってましたが、アドレス取得が難しく、入会数増えない。
その結果、SCの販促ツールとして期待した成果がでていませんでした。
しかし、いまはフェリカ対応のケータイが80%を超えるようになり、
最大のネックだったアドレス取得が非常に簡単になっています。
初年度会員20万人を目標にして成果をあげてるSCが出始めました。
■月7千円で実現するケータイ販促
数あるケータイサービスの中で、ショッピングセンター、商店街など共同店舗で
数多くの導入実績を持つケータイ販促ツール’タッチャン’を紹介します。その特徴は
特徴1. 会員登録は専用リーダーにタッチするだけ
これまでサービスカウンターで行っていたポイントカードの入会手続きと違い、
各テナントに専用リーダーを設置すれば、その場で入会登録が可能です。
特徴2. 「全配信」ではなく、「来店頻度」にフォーカス
旧タイプのものは、QRコードなどでお客様のメールアドレスをたくさん集めて、
全配信を繰り返すといったものです。
一方、タッチャンはお客様の来店頻度(履歴)を取得し、その行動パターンから確実に
再来店を高めるための販促活動(FSP)を行います。
例えば、毎週のように来店するお客様と1ヶ月に1回しか来ないお客様では
伝えるべき情報も違えば、インセンティブの付与や内容も異なります。
特徴3. 各テナント毎にタッチポイントを加算
これによって、テナント毎にお客様の来店履歴が把握でき、
買い回りの多いテナント同士が一緒にメール(グループメール)を送ることで、
館内回遊性アップも可能となります。
これまでもポイントカードを分析することで、CRM的なアプローチは可能でした。
しかし、相関性の高いショップ、テナントを集めても結局のところ、
お客様への特典、サービスを伝えるにはDMが必要でした。
特徴4. 日本初!効果がグラフでわかる
これまでのチラシ、DMといった販促ツールは、それなりに
大きな成果を出してきているのは事実です。ただ、課題があるとしたら、
それは費用対効果の検証ができなかったという点です。
しかし、’タッチャン’は効果がグラフでわかるという点が大きな違いと言えます。
■来店頻度upと館内回遊性upを同時に達成
現在のようなデフレで客単価が減っているときに、売上をアップさせるには、
少ない経費で確実に、お客様の来店頻度アップさせる仕掛けとツールが必要です。
単なるメールサービスではなく、
「来店頻度アップ」と「館内回遊性アップ」を同時に達成することができる
ケータイ販促は魅力的なツール(武器)となりそうです。
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~2010年最新 ショッピングセンター販促セミナーのご案内~
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デフレでも、もっと集客を伸ばしたい 経営者様・販促ご担当者様へ
あ~なるほど!こうすればよかったのか…と実感できるセミナーを開催します。
ショッピングセンターの業績アップに関わらせて頂いてから18年。40を越える
ショッピングセンター経営者の方々とお会いしていく中で、デフレでも伸ばせる
「販促のコツ」が見えて参りました。
今回セミナーでこの「販促のコツ」をわかりやすく同業種・異業種の成功事例を交えて、
株式会社ipoca代表の一之瀬卓様(日本初!グラフで分析ケータイ)と一緒にお伝えします。
デフレでも来店頻度upと店内回遊性upを同時に実現させる道筋が見つかる実践的な
240分間です。
■ショッピングセンターの『ケータイ販促教えます』
第1講座 【デフレ時代の販促手法を一挙公開!】
ショッピングセンター販促の新時代 デフレ時代の秘策とは!
船井総合研究所 ショッピングセンターチーム 丹羽 英之
第2講座 【ケータイで実現する優良顧客化プログラム】
ケータイ販促を成功させる為の具体的な実践ノウハウ!
ipoca (イポカ)代表取締役社長 一之瀬 卓 氏
第3講座 【ショップ・テナントのソフトリニューアル法】
SCマネージャーが現場で実践する為の具体的なノウハウ!
船井総合研究所 ショッピングセンターチーム 丹羽 英之
第4講座 【オンリーワンSCを目指して】
まとめ講座
船井総合研究所 ショッピングセンターチーム 山本 匡
■日時: 平成22年2月22日(月)13:00~17:00(12:45~受付開始)
■会場: 東京会場:コンワビル13階
■料金: 31,500円/人
■お申し込み:
info-sc@funaisoken.co.jpまで直接メールをご送信下さい。
件名に「ショッピングセンター販促セミナー」と明記し、
(1)参加者名(2)会社名(3)部署名(4)ご住所(5)電話番号
(6)FAX番号を記入のうえ、ご送信下さい。