【SC経営のヒント381】:『他店との差別化』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.381 ━ 2014.06.27
 船井総研 コンサルタント 野田 陽一郎 発行
 週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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 ☆今週のコンテンツ☆
『Main Contents:他店との差別化』
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 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『他店との差別化』
朝6時半にとあるターミナル駅にいたところ、付近の喫茶店を含む
全ての店が7時営業開始となっている中で、1店の喫茶店だけが6
時半開店で大行列していました。
そのエリアや集積で7時開店が決められているわけではなさそうで
すが、6時半開店していたその店は、その30分だけで行列が途切
れることはなく、朝の100人近くを30分で獲得していることに
なります。
確かに朝6時半にスタッフを確保するのは大変ですが、それに見合
う集客です。
長い間営業を続けていればいるほど、なかなか外側から自店を見る
ことが難しくなるのは事実ですが、一度時間帯の客層、店頭前客層
など、「こうだろう」と思っているものを見直してみると新たな
チャンスが生まれるかもしれません。
店のスタッフさんに聞いても、長く働いている人ほど既成概念があ
りますのでひとつの良い方法として、アルバイト面接に来る方にお
店の印象や疑問を聞いてみると良いです。意外と「この店ってこう
だと思ってました」「なんで○○なんだろうと思ってました」とい
う意見をいただくことができます。
内側の現状把握としても、例えば近くに大型子供服店ができて、来
店数は増え定性的には家族や母と子で来店している人が増えている
という可能性もあります。
その場合も数字だけで見ていると買上客数は変わらなかったりしま
す。
であれば商品見直しで買上点数を増やすこともできるでしょう。
以前3世代来店のコラムを書きましたが、レジ客数は1でも、来店
客数は5だったりします。
現場力の高いスタッフさんは数字に表れにくい、そういった部分を
敏感に感じて販売につなげることができている人のように見受けら
れます。
まずは自らが外側から、そして内側へのヒアリング、外部の声から
他店との差別化を考えてみませんか。
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発行人:野田 陽一郎(のだ よういちろう)
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