【SC経営のヒント337】:『現実に対応する』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.337 ━ 2013.02.22
 船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
 週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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 ☆今週のコンテンツ☆
『Main Contents:現実に対応する』
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 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『現実に対応する』
出店基準を定めるということは、出店基準にのっかってこない物件
はあきらめ、出店基準内の物件にのみ進出する、ということになり
ます。
物件が安定的に供給され、基準内の出店で企業として安定的に成長
できる場合はそれでよいのですが、現実のほうはもっと早いスピー
ドで変化しています。せっかく出店基準をつくっても、それが適合
する物件が少なくて思うように出店できない、というのも一方であ
ります。
それでもじっと我慢することも、必要なことではあります。
しかし、現実のほうを見据えた対応もまた、考えなければなりませ
ん。
たとえば、大規模な物件を得意としているが、物件は小規模なもの
しか出てこない。
たとえば、50-100坪程度の、さほど賃料の高くない物件を希望する
ものの、よせられる情報は50坪未満で立地は良いが賃料の高い物件
ばかり。
このような環境下では、「ならばそういった立地で成功できる業態
を開発せねばならない」という考えもまた、一つの選択肢になりま
す。
この先ずっとそのような状況が続くのか、あるいはそれが一時的な
ものでしかないのか、という判断は必要です。しかし、いずれにし
ても「安定的成長」は見込みにくくなった情勢下で、新しい業態開
発に挑むのはまさに今必要なことになってきているといえます。
私どもでも、このようなダウンサイジングモデル開発のお手伝いも
いたしております。
「理想を追いかけるだけでなく、現実に対応する」ことについて、
ハラをくくらなければならない時代をむかえていると感じています。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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発行人:山本 匡(やまもとただし)
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