━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.359 ━ 2013.11.14
船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『Main Contents:買いまわりの店数をアップしよう!』
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『買いまわりの店数をアップしよう!』
これまでテナント数の多さによる店揃えが館集客の大きなポイント
でしたが、これからのSCはテナント数が少なくても、どれだけ買い
まわり店数をアップできるかが重要です。
例えば、業績の良いSCには下記の2点の特徴があります。
・テナント間のコミュニケーションが良いこと
・テナントスタッフのSCでの利用金額が高いこと。
(ポイントカードによるSCでの利用金額が高いこと)
この2つの特徴は結果として、SC内での買いまわり店数アップに貢
献しているようです。
そこでSCを運営するデベロッパーは、この買いまわり店数アップの
ためのテナントリレーションや販促手法を早期に確立することが望
まれます。
例えば、効率化を促進する過程の中でなくなっていったテナントス
タッフとの旅行視察や歓送迎会なども逆に必要な時代になっている
と言えます。
また、ほとんどのSCで毎月開催している店長会のやり方を見直すこ
とをおすすめしています。店長会はデベロッパーからの業務報告が
中心ですが、この店長会でテナント店長からの成功モデルの発表を
してもらったり、顧客情報や商品情報を共有するカテゴリーミー
ティングに切り替えてもらうのです。
これらの目的は、買いまわりの店数アップのために自店と親和性の
高いテナント、商品、スタッフを見つけて、あらたな販促を準備し
てもらうためです。
自店で買い物が終わったお客様に対して、次回来店のための販促を
行うテナントは多いのですが、そうではなく、その日のうちに自店
と親和性の高いテナントの商品・サービスクーポンを差し上げるよ
うにするのです。
SCの場合、次回来店は平均的には2週間後になりますが、その日に
使えるクーポンであれば館の今日の売上につながるのです。
映画の半券サービスなど、同様の趣旨で行っている販促はあるので
すが、実際の利用率が上げられるまで、そこで提供するクーポンの
サイズや商品・企画・サービスの中身までつめ切れていないSCが大
半です。
ぜひ、業績をアップさせる「買いまわりの店数アップ」の新たな仕
組みづくりに挑戦していただきたいものです。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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発行人:丹羽 英之(にわひでゆき)
発行責任者:山本 匡(やまもとただし)
発行所:株式会社船井総合研究所 第2経営支援部
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