———————————————————————-
SCメルマガ【号外】USA流通視察研修会のご案内
■ひさしぶり?のUSA流通視察研修実施
こんにちは、船井総研の山本 匡です。
7月15日のSCオフ会は40名以上の方々にお集まりいただき、
誠にありがとうございました。
さて、オフ会でもご案内させていただきましたが、
本年秋にUSA流通視察研修を実施いたします。
実施日程:2009年 10月11日(日)~10月16日(金)
山本 匡が皆様をご案内するツアーになります。
ご興味ある方はぜひ下記もご覧下さい。
http://www.funaisoken.co.jp/site/seminar/semina_1243776053_0.html
■なぜ、今アメリカツアーなのか? ~昔は、見ただけでビックリだった~
私がはじめて米国流通業を視察したのは今から15年ほど前になります。
当時は米国の流通業は日本より進んでおり、先進事例を見て学びましょう
という主旨でした。
たしかに、アウトレットモールやホールセールクラブ、巨大なショッピングモール
というのは当時の日本にはなく、「こんな店があるのか!」と
新鮮な驚きが数多くありました。
日本にはないユニークな品揃えの専門店も多数あり、
それらはその後次々と日本に進出することになりました。
■はじめてのUSA視察 ~ホンマかいな??~
米国の店は、当時の日本人の感覚では???というものが多数ありました。
まず、専門店の奥行きが深く売場面積が大きい。これは米国は国土が広く,
物流費がかかるため、多頻度配送をするよりバックストックに在庫を多めに
持ったほうがコストが安いという話がありました。ホントかいな?と思いました。
いったいどれだけの売上、商圏があればこれほど巨大なSCが成立するのかと
思いましたら、商圏範囲は半径500km(!)という、アメリカの地図に大きな丸を
書いた商圏図を見せられました。ホンマかいな・・・と思いました。
大きなモールやデパートには食品売場がないものがほとんどでした。
日本でもそれで成り立つんだったいいけど、
はたしてこんなのは参考になるのか・・・と思いました。
米国はエデュケイテッドカストマーが多いから、cotscoのように
無駄を省いて安く売る店が支持されているとの話がありました。
ま、それはそうかもしれないと思いつつも、日本人の平均レベルより
教育水準が高いのだろうか・・・?と不思議に思いました。
棚割においてはデータマイニングをおこない、購買関連でグルーピングして
買上率を上げているとの話を聞きました。それはそうかもしれないのですが、
それにしては大味で荒っぽい棚割りだなあと思いました。
とにかく、初めて体験することでしたので、様々な学説俗説の真偽も
よく分からないままに、いろんな店を見たという体験をしただけだったかもしれません。
当時はウソもホントもまぜこぜになっていました。
今回、ツアーにご参加いただいた方々には、
ホントはどうなのかを体験していただきたいと思います。
■その後の米国の変化 ~流行とその後~
ITバブル、不動産バブルと、全体として好景気を謳歌していた米国流通業は、
10年以上にわたって、小売業販売額は伸び続けていました。
これは、日本が90年代から2000年代にかけて小売業販売額を落としていたのとは対称的です。
貯蓄性向が低く、借金して買い物をする国では小売業販売額は伸び続けましたから、
目に見える店頭景気はずっとよかったのです。店はどんどん大型化し、
数が増え、ユニークな業態が増えました。
伝統的な大型SCの次に来るものとして、エンターテイメントセンターと称される映画館や
飲食を主体としたモールや、ヴァリューセンター、ライフスタイルセンターと
様々なコンセプトのSCが開設されました。
日本でもこれら米国事例を真似して、劇場型SCなどのテーマSC開発が流行したと思います。
この「流行」ってのにどうしても疑問がのこりました。
SCというのは、いうまでもなく多額の投資を長期にわたって回収するビジネスです。
ですから、いっとき流行に乗ることより、地域の普遍的存在となることのほうが大切です。
流行するのはテナント専門店のほうであって、SC自体が流行してしまいますと、
流行が去った後はどうなるのか・・・ということになります。
ちょっと前に日本で流行したものも、それが流行であったとするならば、
その後に待ち受けているものはなんでしょうか。
今予見予測される、これからの日本の商業の姿をツアー中に、
本音トークさせていただきたいと思います。
■現在の米国に何を学ぶか ~不振にこそチャンス~
ながらく小売業販売額が右肩上がりだった時代は去り、
日本同様に米国の小売業販売額は落ちてきています。
昨年のクリスマスセールはボロボロでした。不況感は日本より強いのですが、
それでもそういう環境下で業績を伸ばしているチェーン企業や、
目先流行よりも地域の普遍的存在を目指して、たくましく生き残っているSCもあります。
一方、流行が過ぎて昼間でもガラガラのSCもあります。
真実を自分の目で見るのが一番です。
流行が過ぎた後の現在はどうでしょうか。
アウトレットモールもホールセールクラブも日本に多数開設されました。
巨大なモールSCも多数できました。米国からの進出企業も多数にのぼり、
定着したものもあれば、失敗して撤退したものもあります。
米国のものまね、米国成功事例の輸入、
という時代はもう終わっているのではないでしょうか。
出自が米国でも、とっくに日本の会社になってしまった企業こそが
日本で活躍しているというのが実際ではないでしょうか。
■最新事例ももちろん見ます
最新のライフスタイルセンターやチェーンの開発した最新業態を見ることも大事です。
しかしながら、15年にわたっての米国流通の変遷を学び、現場を見て体感して、
今後の日本の流通の変化方向と、自社の方向性を定めるうえでは、
いまほど米国視察が役に立つ時期は無いのではと思い、
今回のUSA視察ツアーを企画したわけです。
【視察先候補】——————————————————–
※ご参加の皆様からの「ここが見たい!」というリクエストもOKです。
ただし旅程の関係上すべて実現できないこともあらかじめご了承下さい。
☆The Districk at Tustin Legacy
・・・昨年11月にOpenしたばかりのSCで、食品・カテゴリーキラー・
エンターテイメントを一箇所に集めたSCです。Whole Foodsの最新業態、
大人向けのBowlingなど、面白い構成になっていま す。一方でCostcoや
TJ MAXXも隣接するなど、「全部入り」状態です。日本人感覚からすると
非常によく理解できるものですね。
http://www.thedistricttl.com/
☆Victoria Gardens
・・・LA初進出のBass Pro Shopも入居するLifestyle Centerです。
洒落た街並みのなかにSCが存在するようにつくられています。
日本でこんなつくりは真似できませんが、環境づくりの一つの方法論です。
テナントも各チェーンの最新業態多数です。
http://www.victoriagardensie.com/go/Poolb.cfm?MallID=801&FPURLID=2129965424
☆The Shops at Chinohills
・・・2008/5月開業のLifestyle Centerを核とした複合開発で、
周辺には公共施設やホテルなども整備されています。
http://www.chinohills.org/index.aspx
☆FRY’S
・・・日本ではちょっと見れないような、店ごとに独自のテーマ設定を施して
環境演出をおこなっているユニークな家電店です。
テーマ設定が「不思議の国のアリス」とか凝ったものであり、
こういうのはさすがアメリカと思ってしまいます。
http://www.frys.com/
☆Caruso Affiliated社の手がけたLifestyle Center
The Americana at Brand /The Grove
Encino Marketplace /The Commons at Calabasas
Village at Moorpark /The Promenade at Westlake
Burton Place /The Lakes at Thousand Oaks
Waterside Marina Del Rey
http://www.carusoaffiliated.com/
いまどきはやりのLifestyle Centerというのは、CA(カリフォルニア)においては、
上記Caruso社の手がけたものが中心になります。
全ては見れませんが、このなかでThe Americana at Brandや
The Commons at Calabasasなど、人気のSCをいくつか見たいと思います。
また、同SCが進出したエリアにもともと存在していた競合SCもどのような影響を
受けているか、同時に見たいと思います。
☆Southcoast Plaza
・・・これまた定番のSCで、なんだかんだでUSA最大売上SCの座を
キープし続けている巨大SCです。
実際のところ、こういう永きにわたって繁栄し続けているSCが
事業としては最も魅力的だと思います。
☆いくつかの「過去に流行したSC」を見に行きます。
今どうなっているか、楽しみですね。
———————————————————【視察先候補】
■ツアーに関しまして
上記のように相当てんこもりの旅程になりますから、
短時間で次々と見て回るツアーになります。
遊びのツアーではありませんから、
米国到着からずっとセミナーと視察漬けになります。
一日の視察が終わったあとはその日の視察レポートをご提出お願いします。
ツアーに出かける前に、「何のために、何をしに米国ツアーに行くのか」を
明確化していただきます。
専門コースでは私、山本 匡がご案内させていただきますが、
全体コースおよび全体セミナーでは弊社社長 小山政彦の講演もあります。
みっちり勉強するツアーとさせていだたきます。
=====================================================================
山本 匡と行く
■■ ☆USA流通視察研修会☆ のご案内■■
=====================================================================
久しぶりに米国西海岸流通業視察ツアーを実施いたします。
実施日程:2009年 10月11日(日)~10月16日(金)
詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.funaisoken.co.jp/site/seminar/semina_1243776053_0.html
http://www.funaisoken.co.jp/ad/pdf/2009/06/309359.pdf
ツアーコースは「ライフスタイルセンターコース」となります。
■お申し込み 締め切りは「9月10日」です。お早めに!
■こういう方々にオススメです
・新しいヒントを模索されていらっしゃる方
・ブレイクスルーのチャンスを探されている方
・いまさらだけど、米国をまだ見ていなかったという方
・・・ご参加をオススメいたします。
詳細はSCチーム(info-sc@funaisoken.co.jp)までお問い合わせいただいても
OKです。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
~ 好評につき追加増刷分無料プレゼント ~
☆「店舗開発読本3」を無料プレゼント☆
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
大反響だった小冊子「店舗開発読本」「店舗開発読本2」の続編希望のお声を
頂戴しましたので、 この度、新たに「店舗開発読本 3」を作成いたしました。
※特に社長・役員・店舗開発担当者様より大反響を頂いております。
もちろんの事ながら、船井総研が誇る「店舗開発のスペシャリスト」、ショッ
ピングセンター支援チームリーダー山本 匡 執筆です。
■お申込み方法■
info-sc@funaisoken.co.jpまで直接メールをご送信下さい。
件名に「店舗開発読本3プレゼント」と明記し、
(1)お名前、(2)会社名、(3)部署名、(4)送付先、(5)電話番号
を記入のうえ、ご送信下さい。
送信頂く際にご相談などがありましたらお聞かせ頂ければと思います。
またアンケートを同封いたしますのでFAXにてご返信いただけましたら幸いです。
ご協力お願いいたします。
※申し訳ありませんが今回は申し込み先着順で20名の方とさせていただきます。