船井総合研究所の佐伯です。
コロナも完全にWithコロナでワクチンが開発されるまでは、現在の
状況が続く見込みとなりました。もはやコロナに”適応”して、運営を
することが当たり前になります。
消費者の行動も
1)事前情報の取得の習慣化
2)店内回遊の短縮
が当たり前になりつつあるのが、大きな変化と考えています。
これまでもデジタルへの投資、デジタルでのマーケティングということが
よく言われていましたが、もはやデジタルを活用できるところは顧客の入
りがよく、そうでないところは入りが悪いと徐々に差が大きくなっている
のではないでしょうか。
なぜなら1)にあるように
「そもそもお店がやっているのか?」「それほど混雑していないのか?」
「行ったタイミングでセールがやっているか?」
「好きなテイストの商品があるか?」
などお客様が事前に調べて、来店することが当たり前になり
その時点で情報を共有できるお店には来店動機が芽生え、来店しますが
そうでない店舗はスルーされる率が高くなっているからです。
もはや事前情報の提供は必須と言えます。
提供する情報の中で最近の事例でヒットしているものとして
お客様にためになるTipsを投稿することで、お客様の目に留まる率を
上げることができたというもの。例えば、扱っている商品の洗い方、収納の仕方、
カラーの合わせ方などが該当します。お客様の立場になった時に知りたい!
知っていたら得する!情報を発信できるかが大事になります。
SCの視点としては、こうしたデジタルな取り組みの成功例を施設内で
収集し、共有し、横展開ができる体制になっていくことがより求められます。
テナントのアカウントの管理、その情報の可視化を徹底し、業績に向上する
デジタル活用を今一度、後押ししていければと思います。
(SC側がアカウントを作成し、可視化するシステムを加えた上で提供も1つの手段です)