【SC経営のヒント325】:『一番店から一流店へ』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.325 ━ 2012.08.30
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
 週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『Main Contents:一番店から一流店へ』
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 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『一番店から一流店へ』
即時業績アップの肝は一番部門、一番商品づくりにあります。
この一番部門、一番商品づくりは、ナショナルチェーンであっても、
商圏相応、力相応に一番化を図っていくことは可能です。
この一番化が、お客様の目的来店性を高め、集客力をアップさせる
のは事実です。しかし、一番部門、一番商品だけでは、一番店にな
れても一流店にはなれません。
お手伝いしているSCで、一番商品があるのにお客様からのロイヤル
ティが低いお店が多くあるのも事実です。では、一流店にあって一
番店に欠けているのは何でしょうか。それは、何のために一番にな
るのかという正しい目的(理念)だと思います。また、この目的
(理念)の違いは、経営者の思い(原体験)によることが大きいよ
うです。
夏休みを利用して、足利にある「ココファーム」に行きました。
ココファームのワインは、洞爺湖サミットの晩餐会に出され一躍脚
光を浴びたワインです。このココファームのワインづくりをしてい
るのが、こころみ学園(知的障害者施設)の生徒たちです。
こころみ学園は、学園長の川田昇さんが、それ以前に特殊学級担任
17年、精神薄弱者施設で3年半、あわせて20年ほどの経験の中から
つくりあげた精神薄弱者向けの施設です。昭和43年当時でも、30名
収容の150坪の耐火基準を充たした建物は建築費だけでも1680万円も
かかり、これを補助金の申請をせずに、自宅を売って960万円をつく
り、残りは寄付と銀行借り入れで賄ったそうです。その理念と行動
に共感した職員は、建物竣工まで1年間を無給で働いたそうです。
こころみ学園の知的障害者の自立に向けた取組は、4つの基本的な
考え方をベースに、ココファームで実践されているのです。
・職員と子どもたちとの差別をしない。
・自然の中の質素な生活を大切にする。
・労働は大切にする。
・地域との協力体制を強化する。
世の中には、美味しいワインがたくさんあり、それぞれに商品とな
るまでにドラマがあります。お客様は今、商品構成や価格だけでな
く、このドラマまで含めて、商品決定をする時代となりました。
一番店になく、一流店にあるものは、まさに商品に込められた、
お客様が共感するドラマではないでしょうか。
ぜひ、商売の原点に立ち返り、正しい目的(理念)を現場スタッフ
の皆さんで共有し、実践していただきたいものです。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
ご意見・ご感想お問い合わせなどは⇒ info-sc@funaisoken.co.jp
発行人:丹羽英之(にわひでゆき)
発行責任者:山本 匡(やまもとただし)
発行所:株式会社船井総合研究所 第2経営支援部
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-6日本生命丸の内ビル21階
TEL : 03-6212-2930(直通)
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【SC経営のヒント322】:『壱岐の島・海士町を知っていますか?』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.322 ━ 2012.07.27
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
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『壱岐の島・海士町を知っていますか?』
最近よく海士町がメディアで取り上げられています。
最後尾から最先端を目指すカリスマ町長の取組が話題の町です。
人口2300人の過疎・高齢化の町が、この町長の取組のもと、
いま最も若者が移住したい町になっていると言います。
海士町のHPで見つけた第4次総合振興計画(PDF版)を読むと、
この海士町の取組が町づくりだけでなく、商業施設運営においても
貴重な示唆を与えているように強く感じます。
http://www.town.ama.shimane.jp/gyosei/
1人でできること
(個人の意思ですぐにはじめるまちづくり)
10人でできること
(家族や仲間と楽しみながらできるまちづくり)
100人でできること
(学校や区単位で協力し合ってはじめるまちづくり)
1000人でできること
(海士町で暮らすみんなが一丸となってはじめるまちづくり)
それは、従来の町おこしと違い、1人1人がスタートになり、
その1人1人が持つ個性(天職)を基盤にしているところにあります。
更に、普通にしていて気付かない人や町の個性(強み)を、移住者を
積極的に受け入れることで気付かせている点です。
漁師さんは魚をとることを凄いと思はないし、おばあちゃんは
昔ながらの郷土料理を作れることが当たり前です。
でも、それは天職(個性)であり、それを大切にする心を養い、共有
する場をつくろうという試みからスタートしている点が大きく違います。
まさに、海士町では1人1人が主人公であり、それを象徴する
ように最近、海士人という人にフォーカスした観光ガイドブックがでた
ほどです。
この海士町では、町村合併は個性(強み)を失うということで、
世の中の既定路線の逆張りをしているのです。
一方、多くの商業施設は既定路線にのり、もっとも効率の良い規模と
テナント構成で個性(強み)を失いつつあります。
今こそ、海士町のように個の力が試される時期です。
ナショナルチェーンであっても、その店舗を運営する1人1人の個性が
活かされれば、結果として施設全体が変わっていきます。
この1人1人の個性は、接客でも、POPでも、ディスプレイでも
なんでも良いのです。
海士町を知れば知るほど、個々のお店の個々のスタッフの小さな一番
づくりが強烈に求められる時代になったと感じるのは私だけでしょうか?
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【SC経営のヒント318】:『小が大に勝つには』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.318 ━ 2012.06.21
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
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『Main Contents:小が大に勝つには』
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『小が大に勝つには』
最近、お付き合い先のSMのオーナーさんから、
「なぜSMは曜日市をやるかわかりますか?」
と質問を受けました。
それに対して、
「紋日をつくってお客様を予約し、売上を確保する」
と答えました。
オーナー曰く、
「もちろん、そうなのだが、小さなお店の曜日市は、
それ以上に大手に勝つために売場を変える機会なのだ」
ということでした。
小さなお店でバランス良くお店をつくってしまったら、
大手に包み込まれてしまう。
だから、曜日市をきっかけにして、
例えば青果市であれば競合店と比較しても圧倒的に勝てる
青果売場(在庫量、アイテム数、価格幅)をつくることが
大きな目的なのだと言われました。
小が大に勝つためには、機動力と一点突破がポイントであり、
そのきっかけとして曜日市やチラシといった販促が大切と
いうことでした。
現場で業績アップ支援をしている我々も、
とかく当たる催事、当たるチラシといったテクニックに走り勝ちで、
何のためにという本来の目的を見失いないがちです。
小さなお店が勝ち続けるには、商圏相応、力相応に一番化していく
ことが重要で、そのためにも全スタッフが現場で1つ1つの目的を
理解し、売場に立つことの大切さを感じました。
最近、相次ぐ競合出店で売上をなんとか維持しても、
利益を大きく落としている店舗が多くなっています。
これは競合出店により、各企業がその対策としてチラシ合戦に
なっている商圏でよくおこります。
SM販促で重要なのは、相乗積をしっかり理解することです。
売上構成比の高い(1品単価の高い)商品の安売りは
結果として、売上がつくりやすいのですが、
相乗積が悪くなり、結果として利益を大きく落とす要因になります。
ですから、競合対策であっても点数構成比の高い(1品単価の安い)
商品で勝負していくことが基本です。
商売は最終的に売上でなく、利益ですからこの原則を守り、
先の目的とあわせてゲリラ的に勝っていく手法を身に付けて
いただきたいものです。
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【SC経営のヒント315】:『ダントツ一番の時代』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.314 ━ 2012.05.17
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『ダントツ一番の時代』
お付き合い先のSCのGWは一昨年対比が139%と過去最高の売上を記録
しました。
昨年の震災で被災し、去年の7月にようやく再オープンできたので、
一昨年対比の数字です。
復興需要、賠償金などの追い風はあるものの、一番に選ばれるお店
(SC)だからこその結果でしょう。
このSCのGWは誕生祭にあたり、今回だけ特別予算を計上したわけで
はありません。
今回の成功は、地域性、コミュニティ性(参加型)を重視した変化
への対応にあるようです。
例えば、キャラクターショーやライブパフォーマンスを、プロから
地元のアマチュア(ご当地キャラクターetc)に変えるなど、1回
あたりのコストを抑えて数を増やし、昨年の期間イベント10本
(1日1本)に対して、今年は40本(1日4本)と4倍にできたことが
良かったようです。
また、このSCでは開業以来継続しているお子様向けのサンデーイベ
ント(参加型)が定着していて、その中の人気イベント(うまい棒
選手権、なわとび大会etc)をこのような大型催事でも実施するなど
参加型のイベント数を増やしたことも大きかったようです。
販促で集客できても売上につながらないテナントが多くある中で、
このSCはテナントへの波及効果が高く、売上につながっています。
多くの商業施設でナショナルチェーンが主体になり、テナントの顔
ブレが変わらない中、同じ商品を扱っていて、差別化しづらく全体
販促(集客)に頼るテナントが多いのが実際です。
本来、販促は商品と売場とサービスの準備ができたことを告知する
ためのもので各テナントの準備ができているからこそ、売上がとれ
ているのです。
しかし、このSCのテナントは、日本一、東北一の商品、サービスを
持つテナントが多く、QSCで日本一、ポロシャツで日本一、デニ
ッシュバーで日本一、表札で日本一など、個々のテナントが自店で
お客様を集める力があるのも大きいです。
お客様に選ばれるお店になるには、やはり小さな一番づくりが大切
ですし、それをダントツ一番にしていくことが重要です。
ぜひ、1年を通じて、全商品で一番でなくても、期間限定、商品限
定からでも良いので、小さい一番づくりに挑戦して頂きたいもの
です。
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【SC経営のヒント312】:『商業施設のバリューアップポイント』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.312 ━ 2012.03.08
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
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『Main Contents:商業施設のバリューアップポイント』
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『商業施設のバリューアップポイント』
商業施設のバリューアップのポイントは、全館客数アップに尽きます。
この全館客数アップのためには、大きく2つの手法があります。
1つは集客力のあるテナント誘致で、2つ目は集客力のある経常販促です。
テナントが新しくて話題性のある商品を投入することで集客力が上がる
ように、施設としても定期的に新しく、話題性のあるテナント誘致が
欠かせません。
これには、施設として1年で全テナントの1割のテナントを入れ替えると
いった誘致目標が必要ですし、テナント契約もそれに見合った契約が
必要になります。
実際には、既存施設でも空床が1割近くを占めていることが多く、空床
対策が結果として施設のバリューアップに直結します。
ハードを含めたリニューアルには時間と費用がかかりますし、まずは
空床を埋めるテナント誘致を進めつつ、集客力のある経常販促(ソフト
リニューアル)に力点を置くのが良いでしょう。
いま、商業施設は勝ち組と負け組に大きく分かれています。
勝ち組は昨年以上の販促を仕掛けて集客力を増し、負け組みは売上の
下げと比例して販促費を削ってしまい、ますます売上が下がっています。
勝ち組も、負け組も回数(頻度)にこだわり、絶対に昨年以上の回数
(頻度)を実施することが重要です。限られた販促予算の中でこの回数
(頻度)を多くできるように、販促内容のリニューアルが求められます。
限られた販促予算で、回数(頻度)を多くするには、ターゲットの
絞り込みとテナントの協力が欠かせません。例えば、ターゲットをキッズ
ファミリーに特化し、イベントを参加型にします。そうすることで、
週末には、商圏内の幼稚園、保育園、各種教室とタイアップしたキッズ
向けの発表会ができ、三世代の集客が可能となります。
また、平日にはショップ、テナントのこだわりの逸品(収益商品)を
体験、体感できる教室イベントを仕掛けます。
このように、全館客数アップを図りながら、結果としてテナントの収益に
結びつく経常販促への流れを作ることが大切です。
新しいテナント誘致だけではなく、経常販促のリニューアルで商業施設の
バリューアップに挑戦していただきたいものです。
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【SC経営のヒント309】:『2極化するテナントに対応』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.309 ━ 2012.02.02
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
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『Main Contents:2極化するテナントに対応』
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『2極化するテナントに対応』
商業施設テナントの業績が2極化しています。特に、新規施設や業
績が比較的好調な駅ビルでその傾向が顕著になっています。
商業施設テナントは、施設数の増加と共に店舗数を増やした新興企
業と、老舗、名門企業の2タイプが存在します。新興企業の多くは
急速な店舗展開に人材が追いつかず、店長の力量不足で業績不振に
なるケースが多く、中でも、食料品、飲食を取り扱う店舗では、人
材不足に加えて本部からの商品供給が安定せず、客離れをおこして
います。
一方、老舗、名門企業ではベテラン店長はいるのですが、体質的に
時流適応できずに新規顧客を取り込めず、苦戦していることが多い
ようです。
本来、商業施設の中でも駅乗降客が多く、最も新規客が獲得しやす
い駅ビルで、この傾向が強く出ています。
新興企業の中でも、人材教育に力を入れ、老舗企業であっても、時
流適応して業績を上げている企業はあります。つまり、新興、老舗
で業績が左右されるわけではなく、原理・原則、時流適応できるか
がポイントなのです。
郊外SCテナントは、駅ビルほど集客が多くないので、「いかに入店
率、買上率をあげるか」、また、「買上点数をあげるか」、そのた
めには、「主力商品は欠品させない」、つまり、「主力商品は売り
残す、品揃え商品は売り切る」という原理・原則が徹底しています。
また、ベースとなる客数が少ないので、リピートに対する意識が高
く、カード会員の獲得にも前向きですし、稼動率にもこだわってい
ます。そういった意味では、郊外SCテナントと駅ビルテナントで
は、お客様のCS(顧客満足)への認識に大きな開きがあると言え
ます。
最近、SCマネージャーから、苦戦しているこれらテナントに対して、
本部(本社)にどのように改善提案したらよいかという質問をいた
だきます。これら苦戦している企業の多くは、自分達の「できる、
できない」を判断基準にしていることが多く、お客様視点に欠けて
いるのが共通点です。
ですから、これらの企業に改善要求を出すためには、SCマネー
ジャーからの提案では弱く、お客様の声として伝えていく必要があ
ります。今こそ、カード会員の中で自店の利用頻度の高いお客様を
集め、座談会形式でお客様の声を本部(本社)に伝えていくように
してみしょう。
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【SC経営のヒント306】:『競合対策は足元商圏の確保から』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.306 ━ 2012.1.13
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
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『Main Contents:競合対策は足元商圏の確保から』
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『競合対策は足元商圏の確保から』
競合対策の依頼が増えています。日本は人口が減っているのに、
店舗の数が増えているので、何もしなければ客数は下がります。
競合店ができれば、それが顕著となるため、既存店の競合対策は
必須です。しかし、この競合対策のポイントをはずしてしまうと、
かけた費用のわりに、効果がでないので注意が必要です。
競合対策は前叩きが原則です。ですから、新規店舗が出店してから、
対策を打つのでは遅いのです。というのも、新規店舗は出店にあた
って、商圏内の既存店舗を調査して、勝てる対策を準備してきます。
ですから、出店してしまってから、更にそれを上回る施策を打つ間に
お客様を奪われてしまうからです。
意外と気づいていない既存店舗の強みは何かというと、既存顧客を
持っているということです。ポイントカードを発行している店舗では、
まずはこの既存顧客向けの対策を優先させなければいけません。
ポイントカードを持つお客様の中で、年間買上金額の高いお客様を
競合に奪われない。これが最も優先すべき競合対策なのです。
例えば、年間買上金額100万円のお客様の離反は年間買上金額1万円
のお客様の100人分に相当します。
往々にして、競合対策はチラシ(価格訴求)合戦に陥りがちですが、
価格で動くお客様は、チラシが入る店を買いまわります。そして、
価格で動くお客様(バーゲンハンター)の買上点数は高くはないのです。
自店をよく利用するお客様にはより多くの特典・サービスを与え、
そうでないお客様にはそれなりの特典・サービスで留める。
そんな販促の原則を忘れてはいけません。
また、お客様が店舗を利用する動機は、近いということが優先順位で
最も高いのです。ですから、仮に競合対策としてチラシをまく場合は、
わざわざ競合店の近くにまくよりも、自店に近いエリアに集中してまく
ほうが効果的です。チラシの原則は1.回数2.枚数3.サイズ4.色です。
限られた販促予算で成果を出すには、色を1色にし、サイズを小さくし、
枚数を足元に絞り、回数を多くするのがベストです。
仮に、エリア別にみたときに、ポイントカードの利用率の高いエリアに
競合が出店する場合は、チラシではなく、ダイレクトメールで離反を
防ぐようにします。例えば、上客向けの10%プレミアムお買い物券販売
などのやり方で、先売りしながら、確実に自店来店に繋げるのです。
今回は競合対策について書きましたが、販促の基本原則は変わりません。
いかに足元商圏を固め、この足元商圏のお客様の来店頻度アップ(客数
アップ)と点数アップができるかにつきます。そのためにも、ポイント
カード、チラシといった個々の媒体ツールの特性を知り、効果的な手法
を打っていけば、確実にお客様は反応してくれます。
競合出店に一喜一憂することなく、基本に忠実に手を打ち、力相応、
商圏相応の一番店を目指してもらいたいものです。
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【SC経営のヒント303】:『駅を基点とした商業施設の強みと弱み』

━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.303 ━ 2011.12.8
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
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『Main Contents:駅を基点とした商業施設の強みと弱み』
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『駅を基点とした商業施設の強みと弱み』
駅を基点とした商業施設には、駅ビル、ファッションビル、百貨店
などがありますが、それらの施設の強みは、駅乗降客をベースとした
基礎集客力です。
この強みは非常に安定した集客を約束しますが、施設として外部要因
の影響を受けやすいという弱みにもつながります。
例えば、リーマンショック以降の消費マインドの減退、震災の影響
による外出の自粛、競合の出店など外部要因で施設全体の客数が
減った際に、大きく売上を落としてしまいます。
そして、郊外型SCに比べて回復が遅れるのが実際です。
それは、郊外型SCに比べて、駅を基点とした施設では、
① 食品を柱に集客を戻すという考えが薄いこと
② 施設全体も各テナントも自力販促で集客する術を持たないこと
③ リピートへの仕掛けが弱いこと が原因です。
特に、苦戦している施設は、食品の客数、売上ダウンが目立ちします。
例えば、かつて一世を風靡した生鮮カテゴリーキラーの凋落が目立ちます。
また、食品SMも苦戦しており、それらの売上ダウンの要因は大きく
2つあるようです。
1つはこれまで駅乗降客の集客を基本にしていたので、自店販促(チラシ)
が弱いこと。2つ目は商品が時流に合っていないことです。
駅を基点とした施設は足元商圏のお客様と通勤、通学帰りのお客様の
2タイプが存在します。
足元商圏のお客様は高齢化し、通勤、通学のお客様は、学生、OL、
有職主婦が大半です。それらのお客様に共通している商品ニーズは
即食、少量、値ごろです。
つまり、従来型の素材を中心に大容量を価格訴求で売る商売では客離れが
激しいのです。従来型の商売は大商圏の一部の店舗でしか成り立たなく
なっているのが実情です。
それでも、全体が苦戦している施設の中でがんばっているテナントが
あります。食品では時流に合った商品展開をしているデリ、銘店、
ファッションでは自力販促を行う大型専門店と顧客情報をしっかりと
管理しているショップ、テナントです。
例えば、ユニクロのように自社でチラシを折り込むテナントは影響が
少ないです。また、セシルマクビーのように、顧客情報をしっかりと
集め、早めの店間移動で商品回転率を上げ、既存顧客の来店促進を
はかっているような店舗も施設全体の落ち込みほど、客数を落として
いません。
つまり、施設全体もそこに入るテナントも、外部要因に左右されない
時流にあった商品展開と自力で集客する術を持つことが必要なのです。
ぜひ、次年度に向けてデベロッパー主導で、そのための仕掛けと
仕組みを持ちたせたいものです。
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【SC経営のヒント300】:『地域密着で伸び続ける、道の駅富士川楽座』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.300 ━ 2011.11.4
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『Main Contents:地域密着で伸び続ける、道の駅富士川楽座』
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『地域密着で伸び続ける、道の駅富士川楽座』
先日、東名高速道路の富士川SA(上り)に併設する富士川楽座
(道の駅)に訪問しました。
この富士川楽座は10年前に当時の富士川町役場が主導になって、
地元商店主たちと企画した第3セクター施設です。
この施設の当初企画を弊社がお手伝いしたこともあり、当時の
担当者と訪問して、現状のお話を聞いてきました。
この10年の間、売上は年率2~3%ずつ伸び続け、現在は日本一
の集客を誇る道の駅となっています。
ふつうのSAは東名利用者が100%ですが、楽座は東名利用者が
60%、地元利用者が40%と地元利用率が高い点に大きな特徴です。
また、年間1000件を超える取材があるそうで、その独自の運営
ポイントを教えていただきました。
・東名利用者のリピートを狙う
バス利用客をターゲットとするのでなく、ファミリー客を主ター
ゲットとしたテナント(商品)構成で差別化
例えば、SAはスタバ、CVSなどを導入し、地方にナショナルチェ
ーンを提案しているが、楽座は地元ブランドを全国に提案するが
コンセプト。
(富士川、富士山を一望できるレストラン、ここでしか買えない
地元産品を提案)
実際に、当時10歳の子供が10年後に子供を連れて利用しているそ
うです。
・お客様目線の地元テナント
効率主義ではなく、お客様目線で商品カットしない包み込み発想
で品揃え(日本一の塩辛売場etc)
僅か7坪の地元のサンドイッチ屋さんが、マックの半分の売上を
とっているそうです。
・産品交流(道の駅)で差別化
富士にこだわるのでなく、静岡の道の駅を目指した品揃え。
また、全国道の駅の産品を歳時記にあわせて展開しているそうです。
(全国の地元ブランド(名産)を地元にお知らせする)
・地域密着の仕掛け
屋外テント(7坪)で、地元の高齢者による持込の産品販売
(100名の会員のお小遣い稼ぎの場)
この会員が町に活気をもたらすと共に、結果として楽市の優良顧客
となっているそうです。
・地元向けイベントの定期開催
体験館を利用して、日本発明協会の協力を得て、サイエンスショー
の開催etc
ギネスに掲載されたメガスター(プラレタリウム)は東名利用者に
も、地元にも非常に好評のようです。
テナントは開業当初から変わらず、施設もこの10年間の大きな
リニューアルはしてないそうです。リニューアルがなくてもお客様
に支持される根底には、チェーン店が忘れてしまったお客様目線と
いうキーワードがあります。
また、力相応、マーケット相応で差別化(一番化)といった商売の
原理・原則がここにはあるようです。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
ご意見・ご感想お問い合わせなどは⇒ info-sc@funaisoken.co.jp
発行人:丹羽英之(にわひでゆき)
発行責任者:山本 匡(やまもとただし)
発行所:株式会社船井総合研究所 第2経営支援部
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【SC経営のヒント297】:『専門店は個人的記念日でファンをつくろう』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.297 ━ 2011.10.06
 船井総研 コンサルタント 丹羽 英之 発行
 週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『Main Contents:専門店は個人的記念日でファンをつくろう』
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 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『専門店は個人的な記念日でファンをつくろう』
業績アップの原則は、売上構成比の高い月、週、日に販促を
仕掛けることです。
しかし、この原則に従うと、同一業種であれば同じときに販促を
することになり、販促合戦になってしまうとのが実際です。
また、チェーン店であれば同一商圏のお客様の取り合いになって
しまいます。
これまでの販促の原則は、不特定多数のお客様に対しての販促が
基本でした。ですから、売上構成比が高いことが最も効率がよく、
費用対効果が高かったのです。
そして、不特定多数を対象とした販促は価格訴求でないと集客
できず、結果として割引合戦になってしまいました。
これからの販促は、特定多数のお客様にアプローチしていかなけ
ればなりません。リーマンショック、東北大震災など、お客様の
消費マインドが冷えると、都心、ターミナル、百貨店、駅ビルと
お客様を特定できない施設ほど業績が厳しくなります。
それは、高額品を扱っているというよりも、お客様を特定できず、
直接的なアプローチをする術をもたないからです。
(ポイントカードはあるのですが・・・)
ですから、これからはショップ、テナントが、いかに特定多数の
お客様に近づき、彼らにファンになってもらい、生涯顧客に
なってもらえるようなストーリーを描くことが重要です。
そのために一番大切なことは、特定多数のお客様の個人的な
記念日を知ることです。そして、この個人的な記念日に合わせた、
体験、モニター、スクール、提案企画を打ち出すことです。
例えば、お菓子屋さんのお誕生日ケーキ、ウェディングケーキを
自分でつくる教室。パン屋さん主催で母の日、父の日にあわせた
子供向けの手作りパン教室。花屋さん主催で手作りブーケ教室。
レストラン主催の社会人1年生のためのテーブルマナー教室。
ファッション、美容のテナントが集まって、お母さん、お父さん
の変身企画などです。
大切なことは、商品(割引)を全面に出す販促ではなく、人
(お客様)をステージに上げることです。そして、このステージ
に上がる人が多ければ、そこでコミュニティーが生まれ、ファン
(サポーター)になる可能性が増えます。
なぜなら、このショップ、テナントを介して生まれたコミュニ
ティーの場を失うことをリピーターが恐れるからです。
例えば、酒屋さん主催の日本酒試飲会メンバーが産地見学会をし、
その後の頒布会でも買ってくれるといった流れをつくれれば
ベストでしょう。
これらの体験風景を写真に撮って参加者にプレゼントし、許可を
とってホームページに掲載すればホームページのアクセスは
アップします。
ケータイ、ブログ、デジタルサイネージはあくまでもツールです。
大切なのは、コンテンツであり、そのコンテンツに入店している
ショップ、テナントが個人的記念日に実施する教室が活きる時代
になってきました。皆様の新たな挑戦を期待しています。
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