“売れるルール”がわかるたった2つのポイント

皆さんは店舗全体やアイテムごとの“売れるルール”を知っていますか?

売れるルールがわかれば、計画的に「売りまくる」ことができますし、似ている商品のルールを応用すれば、新商品などでも売れ時を予測して陣列や在庫数を工夫することができます。

そんな売れるルールを見つけるためには、PDCAサイクルを回す上でたった2つのポイントを意識するだけで良いのです。

本日のコラムでは、売れるルールが見つかるPDCAの2つのポイントについてお伝えします。

 

➀売れている商品に着目する成功発見型のPDCAを回そう

客足や在庫量、売上…皆さんは普段からこういったデータを分析して店舗戦略を設計されているかと思います。ここでよくやってしまうのが、売れない商品に着目して売上を伸ばそうとする「課題解決型」のPDCAです。

確かに売れない商品を見出して発注量を減らしたり、陳列方法を変えたりすることも重要です。しかし、これまでのコラムでもお伝えしている通り、売上を最大化するための基本戦略は「売れるときに売りまくる」です。

これを行動ベースで言い換えると、データを通して売れ筋を見極め、なぜその商品が売れたのかを分析して行動に移す、ということになります。これが売れている商品に着目した「成功発見型のPDCA」です。

ついつい、「売れているから後回しにしよう」と放置しがちですが、売れている商品にこそ着目してその理由をルール化することが、売上最大化の近道になるのです。

 

➁週別管理でPDCAを高速に回そう

なぜ売れたか、を分析するためには、店舗の数字には表れない様々な要因も検討する必要があります。例えば天気や気温、曜日、館のイベントなど…こういった要因とデータを結び付けるには、“記憶の新鮮さ”と“検証の回数”が重要です。

月別での管理では、売れた理由の検討に抜け漏れがあったり、その理由を確かめるための検証回数も少なくなってしまいます。

季節性の高いアイテムなどは、売れる理由がわかる前にシーズンが終わってしまい、毎年ルール化できない状態が続く、ということも珍しくありません。

〇℃になったらサンダルが売れる、〇℃になったらキャップが売れる、といったようなルールを見つけるには、毎週月曜日に直近1週間のデータ集計と分析を行ない、火曜日には実行に移す…といった高速のPDCAを回していく必要があります。

 

いかがでしょうか。

ここまでご紹介した内容は誰でも簡単に取り組める内容だと思います。しかし、たったこれだけを押さえることで店舗の売上が大幅アップすることも珍しくありません。

売上最大化のファーストステップとして、ぜひ明日から「週別の成功発見型PDCA」を実践してみてください。

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