━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.252 ━ 2010.08.23
船井総研 コンサルタント 丹羽 英之行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『付加価値を伝える単品チラシ』
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皆様こんにちは。
船井総合研究所の丹羽英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
先週は11回目となった「SCオフ会」でした。
参加頂いた44名の方には、終了後の懇親会にも多数お残り
頂き、有意義な情報交換の場となったのではないでしょうか。
次回は10月21日(木)18:30~20:00で開催を予定しています。
メインテーマは 『ネバーフッド(小商圏)SC』 となっておりますので
ご興味のある方は、ぜひご参加頂ければ幸いです。
詳細が決まり次第、メルマガ、HPでご案内させて頂きます。
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『付加価値を伝える単品チラシ』
SCのチラシは全店参加が基本で、各店が思い思いの商品を掲
載するので、結果として品揃え型のチラシになることが多いのが
実際です。
この品揃え型チラシはターゲットが特定できていないので、結
果としてレスポンスが弱くなってしまいます。
特に、SCのチラシは紙面に制約があるので、その時期に季節
指数の高い店舗(業種)を絞り込み、且つ単品やテーマを絞り込
むことでレスポンスを高めていかなければなりません。
例えば、
ファッション店舗が集まって、夏のTシャツ特集、森ガール特集や
アウトドア特集を企画し、食品店舗が集まって夏の涼風デザート
や中元・歳暮特集などを企画するのですが、これらを一緒に掲載
するのではなく、単独チラシとしてテーマに合った掲載アイテム
(単品)を増やすことがポイントになります。
また、品揃え型チラシでは買上点数の高い商品を安く売ることが
集客の基本でしたが、ターゲットが特定できている単品チラシは
集客商品だけにこだわる必要はないのです。
普段、3P(4P)千円で集客商品となる靴下もターゲットニーズに
あった付加価値(機能)を伝えれれば、高単価の商品でもチラシ
で集客できるのです。
例えば、チラシのコピーはこんな感じです。
足にムレを防ぎたい方にはこのシルクの靴下がオススメ
足のかさかさが気になるOLさんにはこの靴下が
おじいちゃん、おばあちゃんに朗報!すべり止めのついた靴下
外反母趾の方にはこの○○で悩みを解消できる靴下が
便秘の方にはこの○○が特徴のこの靴下が
中高年の山歩きにぴったりの速乾素材の靴下は如何?
つまり、ターゲットやテーマを特定した単品チラシは粗利の低い
集客商品だけでなく、粗利の高い定番商品やこだわりの収益
商品まで掲載できることが大きな特徴です。
共同販促では、店舗(業種)やテーマを絞り込み、店舗ではター
ゲットニーズに応える単品チラシに挑戦したいものです。
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■週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
ご意見・ご感想お問い合わせなどは⇒ info-sc@funaisoken.co.jp
発行人:丹羽英之(にわひでゆき)
編集担当:丹羽英之(にわひでゆき)
発行所:株式会社船井総合研究所 第4経営支援部
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-6日本生命丸の内ビル21階
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投稿者: sc
【SC経営のヒント251】: 『あきらめない』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.251 ━ 2010.08.12
船井総研 コンサルタント 山本 匡 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『あきらめない』
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『あきらめない』
好調SC、不振SC、さまざまなSCを訪問していて感じることがあります。
不振なSCでは、マネージャーの皆さんの発言に「どうせ・・・・」という
あきらめ感を感じることが多いのです。
どのような商業施設も、手を加えずに放置していたら数年でダメになって
しまいます。
私が若い頃にお手伝いした案件は、開業後5年で破綻した商業ビルを再生する
という仕事でしたが、そのビルは開業時以降、何一つ販促をやってこなかった
そうで、自分が関わったときには入居率が3割程度まで下がっていました。
開発・リニューアルという視点からどのような店にするかを常に考えるのが
商売と思っていた私も、この事実にはショックをうけました。それと同時に
「商業施設は衰退しないように常に手を加え続けなければならない」
という基本と、
「商業施設は、一度衰退してしまったら、商売か商売人か
立地を大きく変える以外に再生方法は無い」
という原則を知りました。
絶対的な売上の大小は立地や競合で決まりますが、
それでも微増するか微減するか、あるいは激減するかは、
やり方次第であるといえます。
SC全体が不振・・・その悪い気に感染してしまって、中にいる運営者まで
弱気になってしまって、消極的になってしまっているとしたら、
日本全国に数多くある、苦しい環境でも頑張っているSCを見に行って
気持ちを新たにすることが大事ではないでしょうか。
私どもも様々なSCとお付き合いしておりますが、
どれ一つとして楽な環境で商売が出来ているところなどありません。
厳しい環境下で、しかし知恵と工夫で頑張っているというのは
どこにも共通する実態です。
まずは気持ちをしっかりと持つこと。
なにごとも自分の気持ちを出発点に変えてゆこうという意思が大切と思います。
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【SC経営のヒント250】:『ひたすら愚直な鮮度維持のための検証、施策実施』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.250 ━ 2010.08.05
船井総研 コンサルタント 野田 陽一郎行
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『ひたすら愚直な鮮度維持のための検証、施策実施』
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いつもご愛読いただき有難うございます。
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野田 陽一郎
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『ひたすら愚直な鮮度維持のための検証、施策実施』
同じ商品を同じ価格で品揃えている店舗があったときに、
より売れている店舗は鮮度のよい商品(回転率の高い商品)を置いてる店舗です。
以前そのような両店舗を拝見し、数字の比較をおこない
鮮度は価格を越えるものだと、鮮度の重要性を再認識しました。
物販店において、その鮮度を高めていくためには、
まず自店認識をしっかりと行い、自店の商品の売れ筋動向を
しっかり把握することです。
そのためにまず以下のような商品を定量的に把握していくことだと思います。
・売上伸び率が高い商品
・売上構成比が高い商品
・シェアが高い商品
・在庫効率が良い、在庫回転率が高い商品
・売場効率が良い、坪効率が高い商品
それらが自店の最も指示されている商品群なので、それを徹底的に伸ばして
いくことで強みに磨きがかかり、鮮度だけでなく店舗への指示率(=売上)も
伸ばしていくことができます。
もちろん、売場での見直しとして、売上構成比=在庫構成比=売場面積構成比
の基本に沿って手直しを検討・実施する必要があります。
売上構成比>在庫構成比…チャンスロス ⇒在庫投入・フェイス拡大
売上構成比<在庫構成比…在庫過多 ⇒売価変更検討
売上構成比>売面構成比…坪効率が良い ⇒売面・フェイス拡大検討
売上構成比<売面構成比…坪効率が悪い ⇒圧縮
これを愚直に繰り返して実施している店舗の成績が非常に良いと言えます。
そしてやりきるためには仕組み化して実施している店が、常に安定していると
いつもSCの販促・店長会等を見ていて思います。
セール期や繁忙期、もっと言うとモチベーションが下がりがちな
端境期などにも、ブレずにいる店舗というのはそのようなところです。
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発行人:野田陽一郎(のだよういちろう)
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【SC経営のヒント249】:『販促もリニューアルの時代』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.249 ━ 2010.07.29
船井総研 コンサルタント 丹羽 英之行
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『販促もリニューアルの時代』
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『販促もリニューアルの時代』
商品、売場にリニューアルが必要なように、共同販促にもリニュ
ーアルが必要です。しかし、現場では共同販促のリニューアルが
一番できていないのが実際です。
それは、これまでの共同販促が全店参加を基本としていたため
でしょう。今の時代にはターゲットにあった媒体と業種がマッチし
ない限り集客につながりません。
では、どのようなリニューアルが効果的なのでしょうか?
それには、ターゲット、業種・業態の強みに特化していくという基
本方針が必要です。
駅ビル、ファッションビルのようなターミナル立地にある施設は商
圏が広く、チラシでは費用対効果があわないのが実際です。
最も効果的なのは、駅貼り、電車広告であり、これから有効なの
はケータイ販促といえるでしょう。客層や利用のされ方から当然
と言えば、当然なのですが、いまだにチラシ、DMに頼っているの
が現状です。
いま、首都圏に住む若者の多くは新聞をとっていないですし、彼
らをターゲットとしている店舗は彼らが見ている媒体を知る必要
があります。
例えば、スポーツ新聞の広告で高いレスをあげている店舗が意
外に多いのが実際なのです
また、郊外のショッピングセンターではエリアで発行部数の多い
「フリーペーパー」の活用が期待されます。チラシに比べて、保存
されやすい媒体ですし、クリスマス、GW、サマーセールなどロン
グイベントに効果的です。
また、業種的にもチラシでは効果が出づらいレジャー、飲食、サ
ービステナントにはクーポン広告が基本のフリーペーパーが向
いています。
目玉商品でお客様を集めるファッション、食品はチラシで、レジャ
ー、サービスや館イベントはフリーペーパーといった使い分けが
大切なのです。
確かに共同販促は全店参加が基本ですが、販促媒体に全店参
加を共有する必要はないのです。なぜなら、お客様を館に集客
することが販促の最大の目的であり、そのためには、その時期
に最も売上をつくれる、つまり集客力のある業種・テナントにフォ
ーカスし、彼らにあった媒体選びを優先することが大切です。
それが、結果として全体集客につながり、各テナントへのメリット
を最大化できるからです。
ですから、年間販促計画の中で、どの時期にどの業種・テナント
をフォーカスし、それらにあった媒体に本気で変えていく。」結果
を出すには共同販促をニューアルする覚悟が必要です。
いまこそ、ターゲットを絞り込んだ共同販促に挑戦していただき
たいものです。
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【SC経営のヒント248】:『入館客数の増加を売上の増加に結びつける』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.248 ━ 2010.07.22
船井総研 コンサルタント 野田 陽一郎 発行
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☆今週のコンテンツ☆
『入館客数の増加を売上の増加に結びつける』
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『入館客数の増加を売上の増加に結びつける』
この頃、週末を中心に入館客数が増えてきている状況を実感されて
いる方も多いと思います。
昨年の秋以降特にその傾向が高く、労働時間の短縮や工場の生産調
整も広義には影響していると思われますが、この増加した客数を取
り込んでいくためにSCでは何が行われているのでしょうか?
また一方で、最近テナントさんから聞く声として、
人の入り状況の差が激しい、読みにくいといったことが挙げられます。
その気ままにも見えるお客様の行動と、そこに対応して売上を上げ
ていかなければならないテナントの差を埋めるために実際やってい
る事例です。
特に今はセール期ですので、売上を取れる店舗、取れない店舗の差
が激しくつきます。
セール期に売上をつくる店舗、客数を取り込めている店舗は、お客
様をよく見ています。その1つがタイムセールに現れます。もとも
とチラシなどで告知していなくても、ゲリラ的に店長判断で実施す
るセールです。
これは店頭前通行が多い時間に実施することが前提ですが、とても
入店率、買上率のUPに繋がります。時間が限定されているのも購買
意欲を高める常套手段です。
飲食の需要喚起型店舗(軽飲食など)、サービスの目的来店性が高
い店舗(マッサージ・理美容など)では、形に残るチケットサービ
スや手配りチラシ・ディッシュなどもバカにできません。今回ダメ
でも、次回来店を誘うための仕掛けは、継続実施することで、効果
が出てきます。
物販店舗とは利用動機や繁忙時間帯が異なったりしますので、
全館入口での手配り・告知などは有効でしょう。
そして館全体や大型店舗では、より各テナントが入店率を高めるこ
とができる機会を増やしていくことが求められるため、滞在時間を
高める企画が喜ばれます。
できれば、新しく販促予算を徴収しない、かけないで実施できる内
容が良いです。
宝探しなどはデベロッパー企画も可能ですし、スタンプラリーも同
様です。
また、有料のガラポンなども、費用の割りに集客・盛り上げ効果が
あります。
社会貢献型イベント・農業イベントは、近年集客力も高く、費用対
効果でも実施する価値があります。
1つの企画で多くの集客を見込みづらくなっています。
日々のお客様をしっかり取り込む手段をそれぞれの役割ごとに見つ
けて積み重ねていってください。
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【SC経営のヒント247】:『企画と運営』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.247 ━ 2010.07.15
船井総研 コンサルタント 山本匡 発行
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☆今週のコンテンツ☆
『企画と運営』
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『企画と運営』
SCを企画する立場と、SCを運営する立場。これは似て非なるものです。
私自身は企画する立場ではありますが、SCとはつくってオシマイではな
く、長期にわたって運営できてこそ意味のあることと考えて仕事をして
います。企画したものが話題を呼んだところで、すぐにダメになってし
まうようでは何にもなりません。ですので、ある程度の新規性や話題性
も欲しいのですが、それ以上に「この商圏、この物件で成立するかどう
か」ということを最重視して企画を考えることが大切だと常々感じてい
ます。少なくとも当初のコンセプトで10年は持たないと、追加投資がか
かってしまい事業性は悪化してしまいます。
ただ、ここ数年、開業あるいはリニュアルして話題になった施設を見て
いますと、どうしてこんないい立地に、こんな凝り過ぎて売れない店を?
と疑問に思う案件も少なくありません。もっと商圏に合ったベタな店舗
を誘致したほうが人気が出ると思うのに・・・と不思議に思います。
いっときの流行にのって、同じナショナルチェーンを異なる商圏でも
セット入店させて、気がつくと半分以上が脱落・・・などというケース
もあります。
小商圏型のSCなのに背伸びしたグレードの店を誘致したり、その商圏・
客層には不相応なファッショナブルな店を誘致したりしている例もあり
ます。
当初は「おお、よくこんな立地にこの店を入れたものだ」と、大企業
(とばかりは限りませんが)のリーシングパワーに驚きつつも、結局は
半年や1年でだめになったり、数年続いてはいるものの賃料も安くお荷
物になっている例も。これではテナントも大家さんも両方気の毒です。
当事者の周辺にお話をお伺いすると、「あたりまえな店を誘致する企画
では、新規性話題性に乏しく、何も考えて無いと社内で低い評価を受け
てしまう」場合もあるようです。
話題性新規性、あったほうがよいでしょうが、しかし、本質的にそれが
重要な軸なのでしょうか?
観光型などの施設であれば当然必要でしょう。
しかし生活密着のSCにまで、表面的な話題性や新規性が必要とは思えま
せん。
商業施設はその商圏の消費者に好かれ支持されることが最重要なことで
す。
作り手側の自己満足に走りすぎないよう、地域に適合したグレード、
ファッション性に合わせるということが大事なことといえるのではない
でしょうか。
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発行人:山本匡(やまもとただし)
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【SC経営のヒント246】:『ダウンサイジングリニューアルに期待』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.246 ━ 2010.07.1
船井総研 コンサルタント 丹羽英之 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『ダウンサイジングリニューアルに期待』
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テナント専門店の即時業績アップ手法に「圧縮・付加法」という手法が
があります。特にセールや端境期などの商品在庫が薄くなった時期に
効果的な手法です。やり方は簡単で、店頭商品を主通路沿いに圧縮
するだけです。在庫量は減らさないので、見た目の坪当り在庫が増え
売面が減っても売上は下がらないのです。
そして、空いたスペースに新規商品を投入(付加法)すれば、その分
の売上がアップするのです。
今回のダウンサイジングリニューアルは、SCにこの圧縮・付加法を
取り入れた手法で、基本的な考え方は同じです。
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☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『ダウンサイジングリニューアルに期待』
これまでの商業施設のリニューアルは増床が基本でした。
デベロッパーはこの増床により、賃貸床を広げて家賃収入をアップする。
この増床が新規テナントで埋まる場合は、新規客も増えてリニューアル
の成功確立が高まります。
つまり、リニューアルの成否はどこにあるかというと、店数が増える
ことにあると言えます。
店数が増えない既存テナントの増床は、坪当り在庫を落とすだけで逆に
お客様にとって魅力のない売場をつくることになってしまうからです。
というのも、既存テナントの売場面積が2倍になっても、店頭在庫は2倍
になることはなく、結果売上は1.5倍というケースがほとんどだからです。
これからのリニューアルは、必ずしも増床ではなく、既存テナントを
圧縮し、空いたスペースに新規テナントを誘致するのが得策でしょう。
ハードに投資できる体力のあるデベロッパーは多くはないですし、
増床できるスペースが残っている商業施設も多くないからです。
また、デベロッパーは集客力のある大型店の誘致を優先させますが、
集客効果が長く続かず、ここにきて大型店の抜けが目立ち始めています。
実は多くの大型店が出店のスピードに店長の力量が不足気味で、店舗
としても固定客化が弱く、競合に対して影響を受けやすのです。
また、こうした大型店の坪効率は低く、家賃負担も高くないのが実際です。
こうした大型店の空き床を大型店で埋めようとして、また賃料が下がる
といったデフレスパイラルのような状態が続いています。
では、今後はどうしたら良いのでしょうか?
既存テナントの圧縮を基本に、新規テナントを付加したダウンサイジング
リニューアルが必要でしょう。
つまり、飲食店でいう屋台村のような業態が物販・サービスで求められて
いるのです。楽天モール、エステモールなど、お客様をシェアできる小型
店の集合体が今後期待されます。
ダウンサイジングリニューアルで、商業施設内のバラエティー(店揃え)が
増え、新規客が増える。デベロッパーも実は賃料効率が上がるのです。
そして、商業施設が本当の意味で地域に根ざしたSCになるには、次世代
の経営の担い手を応援することが必要な時代です。
地元の若者を応援するダウンサイジングリニューアルに期待したいものです。
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【SC経営のヒント245】:『最近の年齢層別需要動向』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.245 ━ 2010.06.23
船井総研 コンサルタント 山本匡 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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『最近の年齢層別需要動向』
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■最近の年齢層別需要動向
時流の把握のひとつのなかで、性別年齢層別の動向を見ることは
大きな指標になります。
いま現在、失業率が上昇しているのは、20代男性です。
学校を出ても職場が少なく、アルバイト、パート、準社員、派遣
などの形態で働いている人が増加しています。中高年のリストラば
かり新聞記事になりやすいのですが、実際には採用抑制とともに若
年層が最も仕事がない状況になっています。
このことは、20代男性需要の落ち込みに直結していると思われます。
ゲームセンターの参加率データを拝見すると、この数年間で20代男性
の参加率が25%程度低下しています。もともとそういった年齢層が主
要ターゲットとなる業種業態では、同じような傾向がみとれると思い
ます。たとえばCDレコード販売、カー用品、ファッションなどでは20
代男性の購買力に期待できなくなり、ファミリー対応などに目先を変
化させねばならなくなっています。
一方、30代男性と20代女性は(ゲームセンター調査では)落ち込んで
いません。ですので、この組み合わせで集客する企画で売上を伸ばし
ているゴルフ場もあります。
SCのように幅広い年齢層をターゲットとしている業態の場合、この所
得動向・消費動向の変化に合わせた各店舗の営業、販促の組み立てが
必要になります。
現在の動きとしては、三世代対応と30代男性の夜需要獲得がポイント
ではないでしょうか。
たとえば温浴施設ではファミリーメニュー強化です。子供が食べやす
いメニューを用意し、唐揚などに「やわらかい」「あっさり味」など
と表示している店があります。塗り絵をネットでダウンロードして活
用することもできます。また、30代男性の夜需要にマンガを1万冊そろ
えて成果を上げているところもあります。
これまで多くのSCでファミリー・ヤング客層の拡大が進んできました
が、今後はRSC、CSC、NSCのタイプ別に狙うべき客層イメージを見直し
てゆく必要があるといえます。
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【SC経営のヒント244】:『提案制度の底力』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.244 ━ 2010.06.18
船井総研 コンサルタント 野田陽一郎 発行
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『提案制度の底力』
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『提案制度の底力』
日々進化する企業、店舗を作っていくことは、
日々変わっていく環境に適応するチカラをつけていくことでもあり
ます。
環境に都度適応できて、業績を伸ばしている企業が実施しているこ
とがあります。
その中でも即効力がある現場レベルの実践例として、「提案制度」
があります。
提案制度とは、社員から気づきを提案としてあげていくボトムアッ
プ方式の制度で、会社や店舗にとって必要と思われる改善提案を
日々上げていくことです。
ある通販企業さんは、5名ほどの小さな事務所でそれを実践していま
す。日々気づいた改善ポイントに対して、提案し、具体的解決策と
なって実施されれば100円のおこずかいが出ます。
社員5名に対して、年間で100余りの提案が出ます。
今や通販企業では当たり前になった、コールセンターのスタッフ机に
鏡を置いて笑顔を確認するといったことも小さな提案から生まれてい
ます。その他にもお誕生日の小さなプレゼントも社員からの声で始ま
りました。
社長曰く、最も嬉しかったのは、辞めた社員が1年ぶりに事務所に遊
びに来た際に1年前とは大きく変わった事務所の雰囲気に驚いたこと
だったそうです。やっている当人達は気づかないものの、日々の小さ
な提案による改善で、事務所内にも1年間で大きな良い変化が起きて
いたのでした。
また、別の機械メーカーさんでも、1提案に対して、おこずかいが
出ます。それは必ず出る参加費とのこと。ここでも、全従業員から
1人あたり1年間で15~20の提案が出るそうです。
出てきた提案は、前向きに実施され、工場など職場の中に、○○さん
による改善提案と札が貼られ、見える化されています。
当然、社員としてはモチベーションも上がるし、日々改善を考えるよう
になるということです。
どちらもおこづかいは、おこづかい程度という認識です。社員もお金が
欲しくて提案するというよりも、それが企業や店舗の業績向上に目に見え
て繋がっていくことが嬉しく、かつみんなに認められることがやりがい
となり、いくつもの提案をしています。
戦略の大鉈は社長・オーナーをはじめ、トップマネジメントが振ること
ですが、やはり現場において戦略・戦闘レベルでいろいろなところに気
づくのは、日々現場でお客様の対応をしたり、サービスを提供している
社員の皆様です。
そこを上手に引き出していくのが提案制度です。
変わっていく実感も出るし、即効性のある提案も多くでてくる手法です。
是非試して、継続していってみてください。
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発行人:野田陽一郎(のだよういちろう)
編集担当:菊池正寛(きくちまさひろ)
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【SC経営のヒント243】:『PDCAサイクルはDoで決まる』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.243 ━ 2010.06.10
船井総研 コンサルタント 丹羽英之 発行
週刊 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆
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☆今週のコンテンツ☆
『PDCAサイクルはDoで決まる』
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皆様こんにちは。
船井総合研究所の丹羽英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
PDCAサイクルはDo(実行)が一番大変だと思います。
すばらしい計画(戦略)も実行がなければ、絵に描いたもちになって
しまうからです。
現場を預かるSCマネージャーにとって、いかに各テナントに実行して
もらうか今回はその手法についてお伝えします。
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『PDCAサイクルはDoで決まる』
船井総研に入社して3年目ぐらいの時に、上司に連れられて九州に
ある地元主導型SCにお伺いていました。
だいぶSCのことがわかりはじめ、夜のオーナー・店長会でも話す機会
が増えたときのことです。
その時は、自分でもはじめてお伝えした提案に手ごたえがあり、出席
しているオーナー、店長の本気を感じ取った瞬間でもありました。
このSCは変わるかも知れないと本気で感じた一瞬でした。
そんな自己満足に浸っているとき、そのSCの開発部長さんから声を
かけられました。そして、事務所に行くと、こんな話をされました。
「今日の話は非常に良かったですよ。でも、彼らは変わらないよ。」
という一言でした。瞬間的に「なぜですか?」と聞いてしまいました。
それからおもむろに、その開発の部長さんが近くにいた3歳ぐらいの
娘さんに声をかけて、「○○ちゃん。アメ欲しい?」と聞きました。
その娘さんがこっくりと頷いたところで、その部長さんは「いくつ欲しい?」
と尋ねたのです。娘さんが3つと手でかざすと、その手に3つのアメを
渡したのです。
その後、娘さんはまだ欲しそうにアメの瓶を見ているのですが何も
言いません。そして部長さんが私に「わかった?」と声をかけたのです。
私はなんのことかさっぱりわからずに「どういうことですか?」と尋ね
ました。
するとこの部長さんが、「こんな小さな子供でも自分が3つと決めたら
それを実行するもんだよ。だから、もう欲しいとは言わないんだよ。」
「ただ、飴玉をあげるといくらでも欲しがるけど、いくつ欲しいかを自分で
決めさせることが大事なんだ。」
「だから、さっきのオーナー・店長会も同じで、何をやるか、いつまでに
やるかをその場で決めさせることが大切なんだ。」
「すばらしい提案をすることはもちろん大切だけど、それが実行され
なければSCは変わらないのだから」と言ったのです。
それは駆け出しのコンサルタントにとっては非常に衝撃的な出来事で
したし、その後のコンサルスタイルにかなり影響を与えた経験でした。
それからは、会の終わりに、今日の話を受けて、参加者には何だったら
取り組めるか、取り組みたいかを書いてもらっています。
そして、できるだけ、その場で発表してもらって共有するようにしてい
ます。こうすることで、発表者の覚悟が決まり、実行の度合いが深まる
からです。
現場を預かるSCマネージャーにとって、いかに各テナントに実行して
もらうかは悩ましいところです。
今日の話がその解決のヒントになれば幸いです。
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