SC経営のヒント144 :「閉店対応」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.144━2008.4.3━
 船井総研コンサルタント 野田 陽一郎 発行
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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┃【main contents】「閉店対応」
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ご挨拶
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こんにちは。
船井総研、野田陽一郎でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
春は人口移動とともに新規のお客様が多くいらっしゃる時期です。
スマイルキャンペーンなどの成果が出せると良いですね。
株式会社船井総合研究所
野田 陽一郎
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『閉店対応』
新年度から明るくない話題で恐縮ですが、今回は閉店対応についてお話させて
いただきます。
今まではあまりこのようなお話はして来ませんでしたが、現実的に館自体を
閉めざる終えない状況も多々見られるようになってきました。
館全体ではなくてもテナントさんの閉店という事態も当然ながらあります。
立つ鳥跡を濁さずではありませんが、閉店の対応で館、ショップとしての
信頼感が変わってきます。せっかく長年築き上げてきた信頼が閉店対応によって
失われてしまってはもったいないと思います。
館の完全閉店というとお客様の心理は当然閉店セールに向くことになりますが
デベロッパーとしては、お客様へのアフターフォローを含めて考えることに
なります。
意外と優先順位が低くなるのは、コインロッカー閉鎖のタイミングや屋上等
共用部分の閉鎖のタイミングなどです。早すぎてもいけないし、遅すぎても
対応しきれなくなります。
テナントさんには、予約商品の承りのストップやクレジットカード精算での
対応期限なども混乱のないように聞いておく必要があります。
テナントさんでは、チェーン店さんで最も見られるのが、閉店後の対応について
「返品等や問い合わせはお近くのショップへ 対応店舗○○店○○店」とあり
ます。これは非常に良いことですが、その最も近い対応店舗が他県であったりする
ことが多々あります。お客様は他県の店舗まで行くでしょうか?疑問です。
この場合本部の問い合わせ先を同時にお伝えするほうがより親切です。
ショップ独自のポイントカードなども各店で対応が異なります。事前に金券で
お返ししておく場合、1ポイント1円等で使用可能にする場合、閉店までに
使ってくださいとだけ言う場合など。
閉店は今まで来店いただいたお客様への感謝が表せる最後のチャンスです。
最後だからと手を抜かずに、いつも通り変わらずに丁寧な対応に尽力して
いただければと思います。

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SC経営のヒント143 :「永続する力を持つ経営」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.143━2008.3.27━
 船井総研コンサルタント 池田 有志 発行
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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┃【main contents】「永続する力を持つ経営」
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こんにちは。
船井総研、池田有志でございます。
今回、はじめて掲載させていただきます。
少しでも参考になりましたら幸いです。
今回は、永続する力を持つ経営と
いうことについて書かせていただきます。
株式会社船井総合研究所
ショッピングセンターチーム
池田 有志
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■永続する力を持つ経営
現在、組織をまとめ、経営を続けるために欠かせないものとして
「先代の考えを引継ぎ・磨くこと」が必要だと感じています。
事実、経営を永続させるためには「創業時の考え方」は必要不可欠なものです。
では、一体どのように受け継いでいけば良いのか?
そのことについて最近の私の感じたことをふまえながら
お話させていただきたいと思います。
みなさんは調布にある「い志井」というもつ焼き屋をご存知でしょうか?
「い志井」の歴史は1950年にさかのぼります。
東京の中野で4席の立ち飲みやからスタートした「い志井」は、
今や全国に68店舗(直営:9店舗/のれん分け、FC、準FC:59店舗)を
持つ大きなグループ企業です。
つまり、「い志井」58年の歴史を持ち、なおも成長を続ける企業なのです。
では、なぜ「い志井」は変化の激しい外食産業の中でいまだに成長を続ける
ことが出来ているのでしょうか?
それには3つのポイントがあります。
一つ目は、変化を恐れていないこと。
変化を恐れないということは絶えず時流を見極め、時流に乗るということです。
移り変わりの激しい外食産業の中で変化を恐れないことはとても必要なことです。
「い志井」は女性をターゲットにしたショットバーから、焼き鳥や、
はたまたハヤシライス専門店までも展開しています。
つまり、時流によってターゲットを変え、売り方を変えているのです。
二つ目に、大事なものを変化させないこと。
一つ目のポイントにも書きましたが、変化を恐れないことはとても重要なことです。
しかし、継続する企業には「変えてはいけないもの」が存在するのです。
それは、何よりお客様のことを考える姿勢です。
どんな形態のお店にしようと、どんなメニューにしようと
「お客様を来店時よりも笑顔にして帰す。」
それが創業以来「い志井」が守り続けている姿勢です。
そして最後に三つ目、創業者の想いを受け継いでいること。
創業者の想いを受け継ぐこと。それがまさに「創業時の考え方」を
忘れずに、受け継ぎ、継承することです。
「い志井」はのれん分けという仕組みを取っています。
のれん分けとは「師匠が弟子に同じ屋号のお店を出すことを許可する」
昔から職人などの間で行われるしきたりのことを言います。
つまり、努力をして、創業者自らの想い(考え方)に共感した者に
のみ新しいお店を与えていくのです。
そのことにより、「い志井」は業態は違っても、創業者の想い(考え方)を
受け継いだ店舗のみを増やしていくことを可能としているのです。
現在はまさに、フランチャイズではなく、のれんチャイズなのではないかと感じます。
ただ店舗を増やし、小手先のノウハウを伝えるのではなく、
のれんを分ける意識を持ち、創業者の考え方を受け継ぎ、継承していく。
この考え方こそがこれからの店舗開発には必要なのではないかと感じます。
「フランチャイズから、のれんチャイズへ」
この意識を持ち続け、受け継いでいくことが出来れば、
きっと永続する企業になれるのだと感じます。
少しでも参考になりましたら幸いです。

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SC経営のヒント142:「ライフサイクルを見る」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.142 ━2008.3.13
 船井総研コンサルタント 山本 匡発行
 秘策伝授!!
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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【main contents】「ライフサイクルを見る」            
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こんにちは。
船井総研、山本匡でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
■「ライフサイクルを見る」
前回は「売上を予測する」ことの大切さをお伝えいたしましたが、店舗を視察調査する際にもう一つ重要なことは、その店やSCの出発から数年後、十数年後がどのように変遷していったのかを「ライフサイクル的」に把握することです。
たとえば、20年ほど前に私が駆け出しだった頃、大阪で天保山ハーバービレッジという、水族館を中核とした施設が出来上がりました。隣接して「マーケットプレイス」という素晴らしいSCができました。
このSCは米国の著名なプロデューサーの手がけたもので、当時の日本にはなかった斬新な発想が盛り込まれ、出店店舗も実に画期的なものばかりでした。こだわった動物の雑貨店や、ソフトシェルクラブの美味なレストラン、外光を上手に取り入れた店舗演出、開放感あふれるフードコートなど、従前の日本の観光地における商業施設とはまったく次元が異なるものでした。
しかし、その後20年近くを経る中で、同施設も次々変化してゆきます。具体的には、団体観光客の集客が一定数あるため、その需要に対応した低単価なレストランが主になってゆきます。高単価で雰囲気のいいレストランは次々と撤退してゆきました。物販も、こだわったセンスのいい店が次々となくなり、いわゆる観光地にあるような中高校生対象の低単価品が主になってゆきます。物販は本来的に困難な立地なのですが、20年間継続している店もあるものの、大半が入れ替わることとなっています。もちろん、その後フードテーマパークを導入するなど復活にむけた取り組みもなされています。
この20年、折に触れ変化を見続けつつ、商業施設を「理想論的に優れた施設を開発する」ことと「現実の時流や市場に対応して生き残る」ことのギャップを痛感し続けた事例でもあります。
これは顕著な例ですが、お伝えしたいことは「商業施設は変化する生き物」であるということです。
ある時点を見ただけでは、その商業施設の本質は理解できないです。特に、個性・特徴のあるものほど、刻々とその姿が変化してゆきます。
自ら手がけた事例も同様で、10年以上前に手がけた施設もどんどん様変わりしている姿を見つつ、リニューアルを手がける際にはその時代その場所においての最適解を見出すようにつとめています。我々の周囲には、時流、競合環境、消費者の変化、常に様々な変化があります。
一つの商業施設も、開業当初、数年後、リニューアル、さらにリニューアルと変化してゆきます。視察においても、そういった「変化」をみてゆくことが大切であり、定点観測的な発想も必要になります。
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「店舗開発読本2」を新たに作成いたしました。現在、大きく外部環境が
変わる中で、店舗開発を取巻く状況も日々刻々と変化をしています。
「店舗開発読本2」により、更なる知識を深めて頂き、皆様の店舗開発のお役に
立てれば幸いです。※特に社長・役員・店舗開発担当者様より大反響を
頂いております。
もちろんの事ながら、船井総研が誇る「店舗開発のスペシャリスト」、
ショッピングセンター支援チームリーダー山本 匡が直接監修です。
【目次】
1.都市計画法の改正、出店環境はどう変化する
2.聖域をつくる開発担当者の思考
3.悪魔のささやき
■お申込み方法■
info-sc@funaisoken.co.jpまで直接メールをご送信下さい。
件名に「店舗開発読本2プレゼント」と明記し、お名前、会社名、部署名、
会社ご住所、電話番号を記入の上、ご送信下さい。
送信頂く際にご相談などがありましたら、お聞かせ頂ければと思います。
なお、「店舗開発読本1」もほんのわずかながら残りがありますので、
ご希望の方はお申し出下さい。
※申し訳ありませんが今回は、申し込み先着順で20名の方とさせていただきます。
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* 経営コンサルタント
* 発行人:株式会社船井総合研究所 山本 匡
* ホームページ:http://funai-sc.com/
* E-MAIL:< info-sc@funaisoken.co.jp >

SC経営のヒント141:「時代を掴むヒント3」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.141━2008.3.6━
 船井総研コンサルタント丹羽英之発行
 秘策伝授!!
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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┃【main contents】「時代を掴むヒント3」
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こんにちは。
船井総研、丹羽英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
今回は、前回に続き時代を掴むヒントの
第3段をお伝えします。
株式会社船井総合研究所
ショッピングセンターチーム
丹羽 英之
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■時流を掴むヒント3
オーベルジュって知ってますか?
オーナーシェフが新鮮な素材を求めて、産地で開く宿泊付のレストランのことです。日本のオーベルジュは25年前に斉藤シェフが箱根に開いたオーミラドーが有名ですが、今、日本のオーベルジュで最も人気があるのは実は北海道の真狩村にある「マーカリーナ」なのです。 →http://www.maccarina.co.jp/
2008年2月のある日曜日の午後13時半に予約を入れる。留寿都にはタクシー会社はなく、マッカリーナのある真狩村からタクシーを呼ぶことになる。ルスツリゾートからはタクシーで約30分。(料金3,800円:ちなみに冬季は2割増しとなるため、夏季であれば3,000円前後)公共交通機関はなく、最も近いのは倶知安駅でそれでもタクシーで40分はかかるとのこと。タクシーの運転手はマッカリーナのことをマッカリーナさんと呼ぶ。
マッカリーナのある真狩村は蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山のふもとにあり、水が美味しく、ホワイトアスパラや百合根の産地として有名な人口2,500人の村である。留寿都、ニセコ、洞爺湖の三方に囲まれた自然豊かな村で、リゾートとして知られるルスツリゾート、ニセコアンヌ、ウインザーホテルからのお客様も数多くいるという。
タクシーの運転手さんから聞いて一番驚いたのは、この日本で一番有名なオーベルジュが第3セクター事業ということだ。タクシーから降りて、向かって左は竹下登首相のふるさと創生でつくった「まっかり温泉」があり、そこから雪道を下ったところに2つの簡素なログハウス風の建物に辿りつく。
これが「マッカリーナ」のレストランと宿泊棟だ。
レストラン棟に入ると暖炉のあるウェイテイングルームが、そこからガラス張りの厨房が見える。客席の四方も全てガラス張りで自然に溶け込んだ開放感のある設計となっている。ランチの料金は3千円、5千円、7千円。昼はお子様連れでもOK(ちなみに夜は小学生以上)で、テーブルは4人掛けが10卓、8人掛けが3卓とフレンチというよりはファミレス感覚。それでいて、サービスと料理は超一流。肩肘はらない、それでいて良く目の届いたサービスは本当に心地よく、料理に関しては最初の一皿でノックアウト状態。味もさることながら、その盛り合わせのセンスに脱帽。とにかく、こんなに居心地の良いレストランは初めて。そこかしこで、お客様の感嘆、感動の声が聞こえ、それも見ていて非常に心地良い。
会計の後、タクシーを待つ間に支配人と話をする。冬季は木~日曜日の営業で、お休みの日は何を?という質問に対して、「地元の小学生や主婦を集めて料理教室をしてるんです。」との一言。また、「この村の中学生はここでテーブルマナーを覚えて卒業するので、フォークとナイフが使えるんですよ。」とのこと。地域に根を下ろしているマッカリーナの本当がここにある。
POINT:強い志が多くの共感を呼び、賛同者の応援があって物語が作られ、それが伝説となる。
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* 経営コンサルタント
* 発行人:株式会社船井総合研究所 丹羽 英之
* ホームページ:http://funai-sc.com/
* E-MAIL:< info-sc@funaisoken.co.jp >

SC経営のヒント140:『基本サービスの再確認』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.140━2008.2.28━
 船井総研コンサルタント 野田陽一郎発行
 秘策伝授!!
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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┃【main contents】『基本サービスの再確認』
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ご挨拶
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こんにちは。
船井総研、野田陽一郎でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
3月からは新年度を控え人口移動が増える時期です。
新規客の取り込みとともに、ファーストインプレッションを悪くしない
サービスの充実も見直してみたいものです。
株式会社船井総合研究所
野田 陽一郎
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『基本サービスの再確認』
ショッピングセンターの機能にインフォメーションというものがあります。
通常、店のメイン入口周辺やモールの主通路沿いに設置されています。
このインフォメーション機能は、果たして充分に使われているでしょうか?
そしてお客様視点になっているでしょうか?
以前、様々なショッピングセンターのインフォメーションで、最も多い質問
「お店の位置」を聞いたことがあります。
結果は、お店の位置の案内ひとつとっても全く異なるものでした。
フロアマップを使用する場合が主ですが、そのフロアマップをお客様のために
提示してご案内する場合もあれば、インフォメーションする側の人が
うろ覚えのため、確認しながらご案内する場合もあるようです。
説明に入る前に、現在の位置を確認してからご案内する場合もあれば、
フロアマップでの案内の後に、実際に風景を指して、
最も近い行きかた(エスカレーターやエレベーター)を教えてくれたSCも
ありました。
化粧室の案内にしても、子連れのお客様であればインフォメーションから最も
近い化粧室をご案内するだけでなく、授乳室の近い化粧室の案内も付け加える
ことができるかどうかもポイントですね。
さて、インフォメーションに限らず迷子や落し物に関しては館の対応として
どうなっているでしょうか?
ある百貨店では、全てのお呼び出し、迷子に対して「お近くの販売員にお声
かけください」としています。一方で、近くのテナントのオーナー、販売員に
声をかけても、「わからない」といった対応をされるSCも少なくないのが
現状です。
迷子にしても、財布にしても、探している側は必死です。しかし、探す側が
必死ということもあり、館や店の対応には「なおざり」にされた感じを受ける
ことが多いのです。
今一度、館として最低限の案内ができる対応、情報の集約方法など
再確認してみてはいかがでしょうか。
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株式会社 船井総合研究所 野田(ノダ)まで
TEL:03-6212-2930 FAX:03-6212-2945 
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 * 経営コンサルタント
 * 発行人:株式会社船井総合研究所 野田 陽一郎
 * ホームページ:http://funai-sc.com/
 * E-MAIL:< info-sc@funaisoken.co.jp >
 
 社内・取引先など転送はご自由です。どんどん転送してください。
 口コミはあなたから始まります。作りだしてください!

SC経営のヒント139:売上を予測する

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.139━2008.2.21
 船井総研コンサルタント 山本 匡発行
 秘策伝授!!
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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【main contents】「売上を予測する」            
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こんにちは。
船井総研、山本匡でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
今回はコンサルタントに求められる「売上を予測する」能力
について話したいと思います。
株式会社船井総合研究所
ショッピングセンターチーム
山本 匡
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■売上を予測する
「店を見て売上を予測しなさい」「見て売上を分かろうとしたら分かるようになる。
分かろうとしない人は一生わからない」
SCのコンサルタントとして駆け出しだった頃、上司に教えられたことです。
以来、店を見に行くときには、その店の売上を概算でも分かるようにしようと
努力をすることになりました。売上の公表されているSCを事前に調べ、現場を見ます。
「これが年商100億円のSCか」何度も何度も、感覚がつかめるようになるまで、
いろんなSCを見に行きます。
そのうち、だんだんと感覚的に分かるようになってきます。
このトレーニングは、SCを見るうえで非常に重要です。
「売場面積を目で見てだいたい把握する」「年商を目で見てだいたい予測する」
この2つが感覚として身につくと、見たSCが成功しているのかどうかが分かります。
もちろん、見に行く曜日や時間帯によって客数、客層は変動します。
天井の高さが変わるだけで面積感覚は変化します。
こういうことをケーススタディを積んで、いろんなケースで対応できるようにするのです。
入門手法としては、SCのキーテナントがGMSの場合、
食品のレジの台数をまずは1台2億円とみて、セルフでどの程度の売上になるか予測します。
そして専門店や対面の品揃えをみて売上を乗せ、
さらに食品の売上構成比が何割くらいになりそうか、
を予測して核店舗の売上を予測してみます。
そして、専門店街の面積と繁盛度合いを見ながら、
専門店街でどのくらい売上げていそうか予測します。最後に足し上げて全館予測します。
このほか、売場面積を調べておけば、
これに想定される月坪効率をかけてみるのもいい一つの方法です。
この程度の繁盛度合いだったら、月坪16万円くらいか・・・
あるいはあのSCと同程度なので14万くらいか・・・とシミュレーションを重ねてみます。
専門店の売上予測も、同様のトレーニングで可能になります。
同じ業種の同じような大きさの店で、
売上が分かりえている店を一日で見れるだけいっぺんに見ますと、
店頭を見ただけで、在庫量やスタッフ数などから、だいたい予測できるようになります。
「見て判断する」
我々の業界はそんなに細かい数値はディスクローズされていないものも多いです。
お、これは面白い、というものも、見て探し当てるしかないです。
結局のところいいのか、だめなのか、
それは見て判断する感覚を磨くしかないというところから、
このトレーニングはぜひチャレンジされることをお勧めいたします。

SC経営のヒント138:時代を掴むヒント2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.138━2008.2.16━
 船井総研コンサルタント丹羽英之発行
 秘策伝授!!
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃【main contents】「時代を掴むヒント2」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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こんにちは。
船井総研、丹羽英之でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
今回は、前回に続き時代を掴むヒントの
第2弾をお伝えします。
株式会社船井総合研究所
ショッピングセンターチーム
丹羽 英之
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■時流を掴むヒント2「原点回帰」
先日スーパーサンヨネ豊川店に行ってきました。
船井総研が数十年前に出版していた日本の繁盛店100選にも
掲載されていた伝説のスーパーです。
6日(水)の14時にお伺いしたのですが、200台の駐車場はほぼ満車状態で、
店内も活気に溢れていました。
ただ、看板、外装に手をつけていないので、
初めて訪れる人はスーパーが閉店していると勘違いされるかもしれません。(笑)
サンヨネは、創業以来、一度もチラシをうったことがない、
結果的にEDLP(エブリデーロープライス)のスーパーです。
特に生鮮3品が圧倒的に強く、元々、乾物屋なので、
削り節、のり、昆布、出汁煮干などにも特徴があります。
売場面積は400坪で売上高は数十億円(平均的な食品スーパーの数倍の売上です)。
これをレジ11台で対応しているのには驚きました。
(一般的にレジ1台では2億円が平均です。)
対面販売が基本でスタッフが通常のスーパーの2倍近くいるのではと感じられました。
社長様にお話をお伺いしたところ、「商売の原点は良いものを安く」
「そして商品で差別化すること」を大切にしていました。
そのために、「正社員比率を高めている」とのことでした。
レジスタッフも全員が正社員だからこそ、クレームもなく、
通常の2倍のスピードでレジ処理ができます。
また、サンヨネでは独自開発のこだわりPB商品を積極的に展開していますが、
これも正社員が対面販売することで、
お客様に本当に納得して買っていただいているとのことです。
その後、昨年末にオープンしたSCに訪問しました。
SC内の400坪のスーパーコーナーに売場スタッフの姿はなく、
商品案内は全てがPOP対応されていました。
通常レジが20台ほどあり、空いているにも関わらず、
セルフレジにお客様が2人だけです。この2台のセルフレジにはスタッフが1人つき、
お客様に利用の仕方を説明していました。
一見効率的に見えることが実は非常に非効率であることは往々にしてあります。
商売の原点は「本当にお客様にとって何が必要か」というお客様視点であり、
オペレーションサイドにはないと改めて感じた1日でした。
複雑化した今の時代にあって「良いものを安く・美味しく」というシンプルさが
新業態のヒントになるのではないでしょうか?
※こんなお店が流行りそう!
ご参考までに↓↓
~たまごかけご飯のお店~「但熊」
http://www5.nkansai.ne.jp/shop/kura/
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* 経営コンサルタント
* 発行人:株式会社船井総合研究所 丹羽 英之
* ホームページ:http://funai-sc.com/
* E-MAIL:< info-sc@funaisoken.co.jp >

SC経営のヒント137:『出店~問題すり替えの落とし穴~』

ご挨拶
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こんにちは。
船井総研、野田陽一郎でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
大雪の日に、SCの入口でお客様が自分の濡れた服を拭くためのタオルを
用意しているSCがありました。それも都心にある大型の施設です。
運営面、コスト面での負担が見えるだけに、その心意気に驚きました。
株式会社船井総合研究所
野田 陽一郎
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ショッピングセンター経営のヒント137:
『出店~問題すり替えの落とし穴~』
昨年末から今年にかけて、スーパーを展開されている企業様から、出店に関する
相談を受けています。
他のチェーン同様に、多数の候補物件が持ち込まれるわけですが、持ち込まれた
物件を検討していると、オーナーさんはどれも自店の展開次第でやりようが
あるように見えて、悩まれています。
私どもにそのお話を持ち込まれる際には、出ることを前提に検討されていて、
どの程度の売上が見込めるのかを気にされていました。
しかし、第三者的立場で冷静になって見てみると、物件は商店街のばずれであったり、
かつてスーパーが入店していた居抜き物件で、地下だけれどもエスカレーターが
なく階段だけの店であったり、とそもそもの立地の原理原則論からは大きく
はずれる店舗ばかりなのです。
MDでの工夫の前に、出店後はほとんど変えることのできない「立地」の選定を
もっと冷静に見つめるほうが出店後の負担も少なくてすみます。
やはり「店を出したい」という気持ち(或いは出店ノルマ)が先行し、大きく
当たる店ではないかもしれないが、そこそこやれるだろうといった気持ちで
出店検討の試算をすることもあるように感じます。
逆に、自社の既存店で日販250万が採算分岐だからどうしてもそのラインに
合わせる店舗を作りたいと頑なに基準を作っている場合は、駅前の規模は小さい
けれど、高い坪効率が望める物件への出店を見送ることになってしまうことにも
なりかねません。
新しい物件を検討する際には、自分でも気づかないうちに出店の可否からMDの検討へ
問題をすり替えている場合があるものです。そんな時は一度冷静な目線で元に戻り
物件そのもののマクロな立地は原理原則に沿っているのかを見直していただければ
と思います。

SC経営のヒント136:『業種別バランスの大切さ』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.136━2008.1.31━
 船井総研コンサルタント 山本 匡発行
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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☆今週のコンテンツ☆
『業種別バランスの大切さ』
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
船井総研、山本匡でございます。
いつもご愛読いただき有難うございます。
2008年も早くも1ヶ月が経ちました。
一年の勝負はスタートダッシュが肝心です。
今一度、年初に立てた計画を見直してみましょう。
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 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆ 
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■業種別バランスの大切さ
SCの開発・リニューアルをお手伝いする際に注意していること、
というのはもちろん多種多様にわたりますが、
その中でも特に注意していることは、入居専門店の面積バランスを
最適な配分にするということです。
全体の売上を100とすると、この部門は8%、この部門は2%、
この部門は3%、というように、売上構成比が算出できます。
ひとつのSCの中に好調部門と不振部門が生まれる原因は、
売上と比較して、それぞれの部門面積の配分が適切ではない
ことが原因になっています。たとえば、アウトレットモールを
ごらんいただくと、たいていは飲食面積を少なめにとってあります。
これは、ピーク時には巨大な集客力を誇るものの、
閑散期には少数のお客様しかおいでにならないため、
ピークにあわせて面積を確保すると過大面積になってしまうからといえます。
このようなことは、どのSCにも当てはまることです。
書籍、CDレコード、アミューズメントなど、大きなSCでもほとんど1店舗、
多くても2店舗しか入らないような業態は、
全館の集客力と対象業種の売上が相関関係にあることがほとんどです。
また、飲食部門、服飾部門、アパレル部門といった大くくりでの売上も
おおむね相関関係にあります。この相関係数は、郊外型SCと駅ビル、
百貨店などでそれぞれ異なってきますため、
自らのSCの現在と過去の構成比を洗い出してみると、
自らのSCにおける過去の構成比が浮き彫りになると思います。
私どもが新しく開設されたSCを見るときは、
商圏、周辺競合、全体構成はもちろん、部門構成も注目して見ます。
話題の店舗の有無も大事ですが、
バランスのよいプロポーションになっていないSCは、
必ず近いうちに問題点が浮き彫りになってきます。
デベロッパーはテナント企業の個別努力に注目しがちですが、
たとえば飲食店が館の集客力に比較して多すぎたら、
かならず不振店舗が生まれてくるのはやむを得ないことといえます。
最近では巨大な面積のSCが増えたため、わざと面積過大にして
入れ替わりを促進しているのではないか?と疑うようなSCもあります。
(その後、そのデベロッパーにはそういうバランス基準がないということを知り、
愕然としましたが・・・)
ともあれ、商業施設の企画とは売上予測に始まり、
必然的に業種別面積配分を考え、適正賃料の設定をおこなって入居者と交渉に入る、
という手順となるべきなのですが、売上予測が不十分だと、
結局入居者にそのツケが回り、デベロッパーの現場も、
いつまでも同じ課題をかかえたまま走り続けることに
なりかねないという危険性があります。
自らのSCにあるべきバランスを現段階で把握することからスタートです。
そして、これは時代とともに変化するものであり、
毎年小規模の調整をおこないながら、大きな調整が必要となったときに
リニューアルが必要となるわけです。他のSCを視察される際も、
業種別バランスに注目してみましょう。
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* 経営コンサルタント
* 発行人:株式会社船井総合研究所 山本 匡
* ホームページ:http://funai-sc.com/
* E-MAIL:< info-sc@funaisoken.co.jp >

SC経営のヒント135:『時代を掴むヒント1』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.135━2008.01.25━
 船井総研コンサルタント丹羽英之発行
 ★ショッピングセンター経営のヒント★
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☆今週のコンテンツ☆
『時代を掴むヒント1』
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こんにちは。船井総研の丹羽です。
いつもご愛読いただき有難うございます。
今回は、時代を掴むヒント1と題しまして皆様にお伝えしたいと思います。
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 ☆ショッピングセンター経営のヒント☆ 
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『時代を掴むヒント1』
流通・小売サービス業では、新業態を考える際に注目すべきは
業界動向といえます。
特にメーカーの動向は注目すべきでしょう。
例えば、私のお付き合い先のゲームソフト店ではニンテンドーDSとWiiの
基本戦略(ターゲットの拡大)に添った新業態に挑戦しています。
ニンテンドーDSは販売14ヶ月で600万台に普及。PS2が600万台に達成するのに
21ヶ月かかったことを考えると、爆発的なヒットと言えます。
その背景には「ゲーム人口を拡大する」という任天堂の基本戦略があります。
これは、「1世帯あたりのユーザー数をいかに増やしていくか」というWiiの
コンセプトにも現れています。
それらは
1.家族の誰にも敵視されない
2.年齢・性別・ゲーム経験の有無を問わない
3.家族全員にとって自分に関係のある存在になる
4.毎日電源を入れてもらう。
これら4つを目標に
1.Wiiリモコン→誰でも遊べる直感操作
2.Wiiチャンネル→Wiiは眠らない/24時間常時ネットサービス
3.Wiiコネクト24→家庭のテレビにチャンネルが増える
  (お天気、似顔絵、ニュース)
4.バーチャルコンソール→懐かしのゲームソフトをダウンロード
  (ファミコン以降のソフトを活用)を実現しています。
そして、WiiはPS3の3倍以上となる340万台の販売実績となっています。
(2007年8月実績)
つまり、WiiもニンテンドーDSも家庭内のユーザー数を増やし、
女性や年配層といったゲーム初心者の囲い込みに成功したのです。
一方、小売に目を転じると2007年3月29日にゲームソフト店「カメレオンクラブ」を
展開する上昇が民事再生法の適用を申請。
直営・フランチャイズを含め150店以上展開する中古、ゲームソフト店の
民事再生法の適用は、変わるに変わりきれない小売の閉塞感を如実に現している
といえます。
(実際に上昇の不振はゲームソフト店ばかりではなかったようですが・・・)
一般的にゲームソフト店は新品と中古の両方の販売をします。
中古マーケットは新品市場と連動するので、これだけマーケット(販売実績)が
伸びていたら、ゲームソフト店の売上も伸びてもおかしくないのですが、
実際には取りきれていないのが実情です。
それは、既存のゲームソフト店は相変わらず、若年層の男性をターゲットとした
(マニアな)店づくりをしているからです。
マニア向けではないゲーム初心者(女性)でも入りやすい中古ゲームショップ。
これがゲームソフト店の目指す新業態といえるでしょう。
それは、女性や年配者にとって、
「入りやすい」「見やすい」「買いやすい」「売りやすい」店となることです。
例えば、
分かりやすいゾーニング(新品、中古)、色分けしたコーナーPOP(メーカー別)、
大型POP(見やすい文字)から始まり、接客の仕方まで様々な取り組みが可能です。
そして、これらの具体的モデルは往々にして異業種にあるものです。
ぜひ、このような視点で皆様のお店が新業態への第一歩を踏んでいただければ
幸いです。
それらが、これまでにない、日本を面白くするお店になることを期待しています。
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